性感染症の梅毒患者が増加しているとのことです。今年の梅毒患者が7000人を超えております。参考までに、2000年での梅毒患者の報告数は700人台でした。
この梅毒に関して色々と社会的な課題があり、いくつか羅列していきます。その前に、私は2011年に医師免許を取得して10年経っていますが、これまで梅毒患者を診たことがないことは正直に述べておきたいと思います。
梅毒減りません🥺接触者に検査を呼びかけてください。
結核は都内の入院先探しが難航してます。【東京都】2021年感染症発生動向調査50週(12/13-19届出分速報抜粋)
結核 49
E型肝炎 3
マラリア 1
クロイツフェルト・ヤコブ病 1
HIV/エイズ 5
梅毒 60
水痘(入院) 1
百日咳 3https://t.co/txWAqfjbha https://t.co/9THjATpfga— 堀 成美 (@narumita) December 22, 2021
↑の報告だと結核患者数より梅毒患者数の方が多いですが、私は臨床現場では結核患者は何度か遭遇はしています。
さて、読売新聞のヨミドクターの記事が梅毒についてよくまとまっていると思いましたので紹介します。
Dr.イワケンの「感染症のリアル」 2018年3月5日 診断力が試される古い病気 梅毒
以下、梅毒に関する課題を挙げていきます。
課題1:無症状期があり、その間に感染が広がる。
梅毒経験者と思われる方のツイート↓が、梅毒感染が広がる理由の一部を示唆していると思います。
私は1年前に梅毒になって働けない中掛けの返済のために闇金に手を出してしまったわけですが…
業界6年なので客のちんこのチェックはきちんとしてるけど梅毒なんて1期も2期も自然に症状消えるから無症状の時に来られたらどう頑張ってもわからないし、一度なったら1〜2ヶ月働けないから本当にタチが悪い— ころまる (@marumaru_inunu) December 20, 2021
課題2:報告患者数より実際の患者数ははるかに多い可能性がある。
多い。が、届け出されてないケース、それと保健所で受理してくれないケース(臨床判断<届け出基準)のために実際はもっと多い。
梅毒の感染数が過去最多 国立感染研、全国的に増加(共同通信)#Yahooニュースhttps://t.co/r3Jb9pddEJ
— 岩田健太郎 K Iwata (@georgebest1969) December 14, 2021
届出基準をどう改善すべきかについては、自分の方で調べてみようと思います。
課題3:従来の治療薬である飲み薬だと治療期間が長く、途中で治療を自主的判断で中止する患者さんが出てくる。→新たな治療薬が最近承認されました。
ついに!!
梅毒が1発で治る「ステルイズ」が承認されましたね!🥳
今までは「サワシリン2粒を朝昼晩×4週間」と手間がかかっていました。
専門医に聞きに行くと「18ゲージの針で4cc、お尻に入れるから相当痛い。麻酔薬打ってから注射する」とのこと。
実際、針を見せてもらうと…釘みたいだ…😱 pic.twitter.com/PSurhrZIOc
— AV男爵しみけん (@avshimiken) December 18, 2021
国内における注射薬の登場で、これが奏効してこれまで途中離脱していた患者さんが減り、結果として患者数が減ることの可能性も考えられますが、果たしてそう単純にうまくいくかどうか分かりません。
とにかく、現状では梅毒患者が増えているので、今後の経過に注視しつつ、改善すべき点を見つけられるように色々とアンテナを張っておこうと思います。

