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救国シンクタンク 昭和の大戦を振り返る 1942年 ミッドウェー海戦 「作戦目的は一つに絞り、編成どおりの役割分担を徹底せよ」

今回はミッドウェー海戦です。

ミッドウェー海戦は、
1942年6月4日〜7日にかけて、太平洋のミッドウェー島周辺で行われた、
日本海軍とアメリカ海軍の決戦です。
太平洋戦争の流れを大きく変えた「転換点」として知られています。


1. 背景


2. 作戦の概要


3. 戦闘の経過

  1. 6月4日朝
    日本機がミッドウェー島を空襲、損害を与えるが防御砲台は残存。
  2. 索敵と兵装転換の混乱
    米空母発見が遅れ、攻撃隊の兵装(爆弾と魚雷)の換装作業中に時間を浪費。
  3. 「運命の5分間」
    米急降下爆撃機隊が到着、防御機が低空に誘引されて上空防御が手薄な中、赤城・加賀・蒼龍が立て続けに被弾・炎上。
  4. 飛龍の反撃
    飛龍は2度の攻撃でヨークタウンに大損害を与えるが、最終的に飛龍も撃沈。
  5. 6月7日
    日本軍は撤退、作戦は失敗に終わる。

4. 結果


5. 歴史的意義


救国シンクタンク(チャンネルくらら)の動画を紹介します。

要約は以下の通り。

この動画は、伊藤俊幸氏(元海将)と小川清史氏(元陸将補)が、
1942年のミッドウェー海戦を「失敗の本質」や戦略・戦術面から再検証した内容です。
要点をかみ砕いてまとめると、以下の通りです。


1. 背景と当時の状況


2. 作戦目的の混乱


3. 戦略・戦術上の欠陥


4. 陸軍的視点からの指摘(小川氏)


5. 本質的な敗因


6. 教訓


この要約をベースにすれば、「ミッドウェー海戦は実は“島攻略作戦の失敗”だった」という視点を強調した分析として整理できます。

後編の動画もあります。

要約は以下の通り。

この後編では、前編に続き「ミッドウェー作戦」を本来の意図と実行面のずれから分析し、
特に作戦目的の二重化と任務配分の誤りを中心に議論しています。
要点をかみ砕くと以下の通りです。


1. 本来の作戦意図


2. 実行段階での問題


3. 指揮・通信面の欠陥


4. 歴史認識と戦後の誤解


5. 現代への教訓


つまり後編の議論は、

「ミッドウェーは“海戦”ではなく“島攻略作戦”でもあった。それを二重任務化し、指揮と配分を誤ったことが大敗の本質」
という視点で総括していました。

今回紹介した2つの動画の教訓のひとつは以下です。

教訓(ひと言)

作戦目的は一つに絞り、編成どおりの役割分担を徹底せよ。

補足
ミッドウェーの敗北は、「島攻略」と「敵空母撃滅」という二重目的を同時に追ったため、

もし目的を「ミッドウェー島の確実な攻略」に一本化し、攻略部隊・機動部隊の役割を崩さず進めていれば、
島という戦略拠点を得て長期的優位を確保し、敵空母撃滅の機会も後に作れた可能性が高い――
これが2本の動画に共通する教訓のひとつです。

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