今回はこの話題。
2025/08/19 #プーチン #戦争 #ウクライナ
トランプ米大統領とウクライナのゼレンスキー大統領は18日午後(日本時間19日未明)、ホワイトハウスで会談した。トランプ氏は冒頭、ロシアとの戦闘終結後に再侵攻を警戒するウクライナが米欧に求める「安全の保証」への関与を明言。「強力な保護と安全を提供する」と述べた。ゼレンスキー氏は歓迎し、ロシアのプーチン大統領を交えた3者会談の「用意がある」と表明した。実現するかどうかが次の焦点になる。
この件に関する、救国シンクタンクのレポート要約を紹介します。
◆◆救国シンクタンクメールマガジン 2025/08/23号◆◆
※この記事に関するレポートは上記リンクで全文読むことができます。
- 提案の骨子:ウクライナはNATO非加盟のまま、欧州中心の有志連合+米国の支援で対ロ安全を保証する枠組みを構築。
- ウクライナ側の受容条件:この代替的な安全保障が担保されるなら、ゼレンスキー大統領は合意可能。
- ロシア側の反応:プーチン大統領の賛同をトランプ大統領が確認済みとされ、妥結の可能性は高い。
- 米国の姿勢:前面には出ず「欧州主導」を重視。ただし、4月締結の資源開発協定に基づく事業展開により、米企業保護の責任は発生。
- 交渉の焦点:欧州をはじめとする有志連合内での役割・責任分担の設計が難題。
- 見通し:課題はあるが、実現性は高く、有効な安全保障システムになり得る。
2022年の2月から続いてきた戦争、ようやく終わりが見えつつあるということでしょうか。
2024年10月、ゼレンスキー大統領が出した勝利計画を見直してみたいと思います。
ゼレンスキー大統領、「勝利計画」5項目を議会で説明…実現のハードル高くhttps://t.co/Gg4KdRMFfJ#ゼレンスキー #勝利計画
— 読売新聞オンライン (@Yomiuri_Online) October 17, 2024
以下が「勝利計画」5項目です。
- NATOへの無条件の加盟交渉招待(即時招待):NATOがウクライナを無条件で招待し、プーチンの地政学的計算の敗北を示す。 (Reuters Japan)
- ウクライナの防衛力を不可逆的に強化:軍備拡充、防衛産業基盤強化、防空能力向上、武器使用制限の撤廃、ロシア領内での作戦継続など。 (Reuters Japan)
- 対ロ抑止の確立(非核の戦略的抑止パッケージ):将来の侵略を思いとどまらせる抑止体制を国内に構築。兵器の種類・数量を示す「秘密の付属文書」も含む。 (Reuters Japan)
- 資源開発協力:米欧など同盟国とウラン・チタン・リチウム・黒鉛等の資源に共同投資(数兆ドル規模を想定)。 (Reuters Japan)
- NATO強化への貢献:戦後はウクライナ軍が欧州で米軍の一部負担を肩代わりするなど、同盟の安全保障を補完。 (Reuters Japan)
補足:計画には上記5項目に加え、非公開の3つの付属文書があるとされています。 (Reuters Japan, president.gov.ua)
上記、NATO加盟を除いては概ね計画通りに進んでいるような感じはします。
ひとまず停戦となることを願うとともに、日本としてはロシアによる北方領土不法占拠問題解決は常に頭に入れておきたいものです。