今回は偶然目にしたYouTube動画。ChatGPTを使った英語学習方法について。
ジャーナリング、という方法を使うようです。
ジャーナリングは、**「自分の考え・出来事・感情を、日記のように書き出すこと」**です。
この動画の文脈だと、もっと絞るとこうなります:
その日あったことや感じたことを、短く英語で書く習慣づくり(+AIで添削)
ポイントは
- 長文じゃなくてOK(単語だけ・1行だけでも可)
- 内容はなんでもOK(疲れた・お腹すいた・今日は楽しかった など)
- 毎日ちょっとだけ「自分の頭の中を英語にしてみる」こと
つまり、**「英語版・超ゆるい日記」**と思ってもらえれば大体合っています。
ジャーナリング≒超ゆるい日記、これを英語でやろう、という学習方法の紹介です。
要約は以下の通り。
この動画は、「英語の勉強が続かない人」に向けて、**ジャーナリング(日記)+AI(ChatGPT)**を使って、「毎日3分で続けられる英語学習システム」を提案している内容です。
1. なぜジャーナリングなのか
- 多くの人は
- 日常会話でほぼ使わない単語や文法を暗記している
- 単語帳や文法書で“知識”だけ増えるが、いざ話そうとすると言葉が出てこない
- 大事なのは
- 暗記した単語の数ではなく、「自分の言葉として話せる単語の数」
- そこでおすすめなのが、
- 自分の1日の出来事+感情を英語で書く「ジャーナリング」
- これにAIを組み合わせると、
- インプット(正しい英語を知る)
- アウトプット(自分で書く)
- 発音練習(読み上げ機能を使う)
を一気にできる、と説明。
2. 続けるための考え方(システム作り)
レベルアップ方式
いきなり完璧な日記を書こうとしないで、段階的にレベルを上げる方式を推奨。
- ① 単語だけ書く(最初はこれでOK)
- ② 3語(主語+動詞+目的語)の短文にする
- ③ 接続詞を足して文章を長くしていく
最初からハードルを上げると3日坊主になるので、
「地面スレスレまでハードルを下げる」ことが最重要というメッセージ。完璧主義を捨てる
- 「文法を完璧にしないと…」「全部正しく書かないと…」と思うほど手が止まる
- 誰も最初から完璧は求めていない
- まずは「毎日触れる・毎日アウトプットする状態」を作るのが優先、と強調
3. 実際のやり方①:単語だけジャーナリング
ステップ1:単語だけでOK
- 紙でもスマホでもOK。コメント欄をメモ代わりにしてもよい。
- 書く内容は2パターン
- 今の気持ち(例:お腹が空いた、疲れた)
- 目の前で起きていること(例:コーヒー飲んでる、電車に乗ってる)
例:
- tired / hungry
- train / many people / sitting
- coffee / drink など
「文にできなくても、とにかく自分で単語を書き出す=アウトプット」
これが単なる“読書(インプット)”との決定的な違いだと説明。
4. 実際のやり方②:3単語文で書く
次のステップは、3語で文章を作る練習。
基本パターン
- 誰が(主語:S)
- 何をした(動詞:V)
- 何を(目的語:O)
例:
- I ate breakfast.
- I read a book.
- He drank alcohol.
状態を表すときは be動詞+形容詞/名詞 を使う:
- I am tired.
- I am hungry.
- I am busy.
- She is a student.
進行形(今していること)は be動詞+動詞 ing:
- I am drinking coffee.
- I am doing my homework.
- I am running in the park.
「誰が → どんな行動 → 何を/どこで」の流れを覚えれば、
かなり多くの表現が作れる、と解説。わからない表現や文法は、その都度ChatGPTに
「こう言いたいんだけど英語でどう言う?」
「この英文は合っていますか?」
と投げて、即時で答え合わせをすることを強く勧めている。
5. 実際のやり方③:接続詞で文章を伸ばす
さらに慣れてきたら、接続詞で文と文をつなげて長くする段階へ。
紹介された主な接続詞:
- and(そして)
- I bought coffee and I went to the park.
- because(〜だから)
- I stayed home because it was raining.
- since(〜なので)
- Let’s go on a picnic since it is sunny.
- but / however(しかし・でも)
- I cleaned my room, but it’s still messy.
- I wanted to go to the party. However, it is raining.
- also(その上)
- I finished work early. Also, I cooked.
- so / therefore(なので)
- I was hungry, so I made pasta.
- I forgot my wallet. Therefore, I couldn’t eat lunch.
こうした接続詞を覚えて、
「短文+接続詞+短文」でどんどん文章を長くしていく、という流れ。これも、実際に書いてみてからChatGPTにチェックさせることを推奨。
6. ChatGPT(AI)の使い方のコツ
動画内で特に強調しているポイント:
- 以前は1文作るのに辞書・文法書と格闘して5分かかった
- 今はChatGPTに
- 「この日本語をカジュアルな英語にして下さい」
- 「right now の意味を教えて」
- 「この英文は自然ですか?直してください」
と投げれば、数秒で正解+解説が手に入る時代- ただコピペするのではなく、
- わからない単語・表現・文法をその都度質問して理解する
- これを繰り返すことで「正しい知識+自分で使える表現」が積み上がる
- 動画の中では、ジャーナリングや単語テスト、会話練習に使える
プロンプト(命令文)のテンプレ集も配布していると紹介。
7. 「ペラペラ」になるために必要な3要素
英語を話せるようになるには、次の3つが必要だと整理:
- 知識
- 単語・文法の理解が頭の中にあること
- 表現力
- その知識を使って、実際に文として組み立てられる能力
- 音認識(発音・リスニング)
- 相手の言っていることを聞き取る力
- 自分が発音できること
ジャーナリングで強く伸びるのは、
- ①知識(単語・文法の理解を増やす)
- ②表現力(自分で文を作る練習)
③の発音・リスニングは、
- 自分の文章をGoogle翻訳などに読み上げてもらい
- 正しい発音を真似する練習が必要
とし、ジャーナリング単体ではカバーしきれないことも正直に説明。
8. 継続とモチベーションについて
- 英語は「1日3時間×1週間」よりも、
「1日3分でも毎日×1ヶ月・1年」の方が伸びるという考え- 1〜2日サボってもOK。大事なのは「しれっと戻ってこれる仕組み」
- だからこそ、**再開しやすい“軽いタスク”(3分ジャーナリング)**にしておく
- かわいいノートなどを用意してモチベーションを上げるのも良いと紹介
9. 最後のメッセージ
- 難しい単語・難しい表現は当面いらない
- 日常で本当に使う単語と表現を、暗記ではなく「自分の言葉」として使えるようにする
- そのための入口として、
- 「①単語だけ → ②3語文 → ③接続詞で伸ばす」のジャーナリング
- + ChatGPT・AIをフル活用
- ジャーナリングは「英語脳」を作るための基礎トレーニングであり、
発音・リスニングは別途組み合わせていく必要がある- 本気でやりたい人向けに、正しい英語学習法を教える勉強会も開催している、と告知して締めくくっている。
こんな構成の動画でした。
なかなか興味深い方法と思います。
とりあえず、毎日3分だけでも英語学習はしてみようと思いました。

