今回は、日本の年金制度がその発足時から腐敗していたことについて。
厚生官僚、花澤武夫氏による「厚生年金保険制度回顧録」に書かれてある内容をかつてテレビが放映しました。
要約は以下の通り。
この動画は、日本の年金制度の創設に関わった官僚の本音が綴られた内部資料を引き合いに出し、制度がいかに国民の利益よりも官僚の利権を優先して設計されたかを浮き彫りにしています。
1. 内部限定の告白資料「回顧録」
物語の核となるのは、旧厚生省の内部向けに書かれた「回顧録」という資料です。これは一般の国民には決して公開されないことを前提とした、いわば「官僚の卒業文集」のようなものであり、それゆえに建前ではない恐るべき本音が記されています。
2. 年金制度の「生みの親」花澤武夫氏の思惑
この回顧録を記したのは、日本の年金制度の生みの親とされる花澤武夫氏です。彼は、年金に関する法律を作る際に最も注力したことは、将来の年金給付そのものではなく、集まってくる**「膨大な資金をいかに運用するか」**であったと明かしています。
3. 天下り先の確保と資金の流用
花澤氏は、年金資金を運用するための基金や財団を設立することの最大の目的として、以下の2点を挙げています。
官僚のポスト確保: 厚生省の役人が退職した後の「天下り先」を数千人分確保すること。一流銀行ですら及ばない巨大な資金力を背景に、自分たちの勤め口を作ることが目的の一つでした。
「今すぐ使う」という発想: 年金の支払いは数十年先のことなので、今のうちに自分たちの都合の良いように資金をどんどん使ってしまっても構わないという認識を持っていました。
4. 資金不足への無責任な開き直り
「資金を使い切って将来困るのではないか」という懸念に対しても、驚くべき回答が用意されていました。
賦課方式(ふかほうしき)へのすり替え: もし将来、積立金が底を突いて支払いができなくなったら、その時に必要な分を現役世代から徴収する「賦課方式」に切り替えれば済む、と明言しています。
この考えに基づき、「それまでの間は(集まった金を)せっせと使ってしまえ」という結論に至っています。
5. 結論:制度設計段階からの腐敗
動画は、日本の厚生年金制度がその誕生の瞬間から、国民の老後の安心を第一に考えるのではなく、官僚組織の権益拡大や資金流用を前提として設計されていたという、組織的な腐敗の構図を指摘しています。
というわけで、日本の年金制度は、発足当初から腐敗していたことを多くの国民が知るべきではないでしょうか?
「足りなくなれば現役世代から奪えばいい」という官僚の浪費と天下りのために設計された、国民を欺くための搾取システムなのです。
抜本的に見直す必要があるでしょう。

