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日本の技術が世界のAIインフラを支える:キオクシア爆速SSDの可能性と今後の半導体市場

今回はキオクシアについて。

キオクシア(KIOXIA)について、3つのポイントで簡潔にまとめました。

  • 東芝から生まれた日本の半導体メーカー

    元々は「東芝のメモリ事業部」でした。2017年に東芝から分社化し、2019年に社名を「キオクシア(記憶+アクシア〈価値〉)」に変更。現在は東証プライムに上場しており、東芝が筆頭株主(約19%保有)です。

  • 「データを保存するメモリ」の世界的巨人

    スマホ、PC、データセンター、SDカードなどに使われる「NAND(ナンド)型フラッシュメモリ」の専業メーカーです。実はこの技術自体、東芝時代に世界で初めて発明したもので、現在も世界シェア約20%(世界3位)を誇ります。

  • AIデータセンター需要で業績が爆発中

    これまでは価格の変動が激しいコモディティ(汎用品)として苦戦することもありましたが、生成AIの爆発的普及により、AIサーバー用の超高速・大容量SSD(記憶装置)として注文が殺到。独自の超高速ドッキング技術「CBA」などを武器に、業績・株価ともに急回復しています。

一言で言えば、「日本の技術の結晶であり、世界のAIインフラを『記憶』の面から支える超重要企業」です。

とにかく、株価の上昇が続いています。

楽待チャンネルの動画を紹介します。

要約は以下の通り。

「なぜ、今キオクシアがこんなにボロ儲けしていて、株価が爆上がりしているのか?」を、専門用語をできるだけ使わずに、かみ砕いて3つのステップで解説します。

🚀 ① 何が起きているの?(一言でいうと「棚ぼた」の大波)

これまでAIの世界では、エヌビディア(NVIDIA)が作る超高性能な頭脳(GPU)や、それにくっついている超高速なメモリ(HBM)ばかりが注目され、奪い合いになっていました。

しかし、AIの進化スピードが速すぎて、その超高速メモリが世界中で完全に足りなくなってしまったのです,。

そこで困ったエヌビディアなどの大企業は、「メインのメモリが足りないなら、キオクシアが作っている『データを保存する装置(SSD)』を代わりに使って、一時的にデータを溜め込もう!」と思いつきました,。

これが、これまで目立たなかったキオクシアに突然スポットライトが当たった(爆益の)最大の理由です,。

🛠️ ② なぜキオクシアじゃないとダメなの?(独自の合体技)

これまでの常識では、キオクシアが作っている装置は「データをたくさん保存できるけど、頭脳とやり取りするスピードが遅い(動画内では『伝書鳩』と例えられています)」と言われていました,。

しかし、キオクシアには世界で唯一の「合体技(CBA技術)」がありました。

  • 普通は:1枚の板の上に「記憶する部分」と「動かす部分」を一緒に作ります(お互いが邪魔をして、100%の実力が出せない),。

  • キオクシアは:「最高の記憶パーツ」と「最高の動かすパーツ」を別々に作って、最後にガチャコンと合体させます,。

この技術のおかげで、他社よりも圧倒的にスピードが速い製品を作ることができ、「これならAIに使える!」とエヌビディアなどの目を引くことになりました。

📈 ③ これからどうなる?(まだチャンスがあると言われる理由)

株の世界では、「どうせスマホやパソコンの売れ行きなんてすぐ波があるし、そのうちブームが終わって売れ残る(シリコンサイクル)」と、みんな少し疑いながらキオクシアの株を見ています,。

しかし、動画内の専門家たちは「今回は従来のブームとは次元が違う(スーパーサイクル)」と考えています。

  • 2026年分はすでに完売しており、いまは2027年分の価格交渉をしています。

  • 半導体の工場は、新しく建てて動かすまでに3〜4年もかかるため、他社が「うちも真似して作ろう」と思ってもすぐには追いつけません,。

  • それなのに、キオクシアの株価は、他のAI関連企業に比べると「どうせブームはすぐ終わるでしょ」と低く見積もられすぎている(=まだ舐められている)状態です,。

💡 まとめると…

「AIの超大ブームで部品が足りなくなり、世界でキオクシアにしか作れない『超高速の保存装置』に注文が殺到。しかも工場はすぐに増やせないから数年はキオクシアの独壇場が続くのに、株価はまだ割安のまま」という、とんでもないお祭り状態になっています。

動画URL: https://youtu.be/g4geDXlE3Wk

キオクシアのPERについて。

1. PER(株価収益率)とは?

PER(Price Earnings Ratio)は、「現在の株価が、企業の利益に対して割安か割高か」を測る指標です。

$$PER = \frac{\text{株価}}{\text{1株あたりの純利益 (EPS)}}$$
  • 意味:その企業の「利益」の何倍の値段で株が買われているかを表します。一般的に15倍が標準とされ、数値が低いほど割安、高いほど割高(または将来の成長期待が高い)と判断されます。

2. キオクシア(285A)のPERの現状

現在のキオクシアのPERは、見る「時間軸」によって真逆の評価になるのが特徴です。

  • 足元(今期実績ベース)のPER:約60倍(割高に見える)

    現在の株価(6万円台)に対して表面上の数字を見ると、標準の15倍を大きく超えており割高に見えます。

  • 次期(2027年3月期・市場予想ベース)のPER:約10倍そこそこ(極めて割安)

    生成AI向けの莫大なSSD需要により、今後の利益(分母)が爆発的に増えることが確実視されています。この未来の利益予想から計算すると、実質的なPERは10倍前後まで一気に下がります。

💡 結論

表面上のPERは高く見えますが、今後の圧倒的な成長力を加味すると、現在のキオクシア株は市場から**「これだけ急騰しても、将来の利益に対してはまだまだ極めて割安(低PER)」**と評価されています。

投資は自己責任で。

かつて厳しい時代を耐え抜いた日本の半導体技術が、巡り巡って現在の世界的な生成AIブームの最前線を支えているという事実は、一人の日本人として非常に感慨深く、また我が国の産業政策や技術投資の重要性を改めて強く認識させられます。

今回ご紹介した「シリコンサイクル」を覆すほどのスーパーサイクルがどこまで続くのか、そして四日市や北上の工場から世界へ送り出される次世代SSDがどう市場を変えていくのか。今後の動向にも一政治家、一投資家として深く注目してまいりたいと思います。

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