サイトアイコン 前参議院議員 浜田聡のブログ

メディアが報じない政治の本質:米イラン衝突の真の狙い、国旗損壊罪の欺瞞、皇位継承合意の舞台裏

今回は(も)私が政策立案でお世話になっている救国シンクタンク(チャンネルくらら)の動画(毎週木曜日のライブ配信)から。


概要は以下の通り。

番組全体の概要

政策シンクタンク「救国シンクタンク」のメンバー(倉山満氏、渡瀬裕哉氏、小川清氏、小野田元空将、横山弁護士)が集まり、直近に起きた3つの重大ニュース(①米イランの軍事衝突、②自民党が進める国旗損壊罪の法案、③皇位継承をめぐる与野党合意)の裏側について、それぞれの専門的知見から分析・解説するライブ配信番組です。

1. 【国際情勢】米軍ヘリ激墜とアメリカによるイラン報復の裏側

◆そもそも何の話か:

2026年に入り緊迫が続くイラン周辺(ホルムズ海峡など)において、米軍の攻撃ヘリ「アパッチ」が激墜される事件が発生。米国は即座に報復爆撃を行いました。泥沼の戦争に発展するのか、米軍の最新の戦い方や真の狙いは何なのかを解説するパートです。

  • 小野田 元空 氏(航空作戦の専門家による分析)

    • 激墜と救出の特殊性: 激墜された米軍ヘリ「アパッチ」は、イランに対する海上封鎖の監視任務(センサー役)を担っていた。イランのドローンが衝突したか、あるいは小型の携行ミサイルで落とされた可能性があるが、乗員2名が「無人ドローン」によって無事救出された。これは米軍史上初の画期的な出来事である。,

    • AIを駆使した最新の戦争: 米軍は報復として、移動式のレーダーなど捕捉が難しい目標(ダイナミックターゲット)を狙った。今回の米軍の反撃ではAIが本格導入されており、目標選定から攻撃までの作戦サイクルが劇的に高速化している。,

    • 今後の見通し: 戦史において「空爆だけで政治的目的を達成できた例はない」。米国は地上軍を出したくないため、イランが値を上げるまで海上封鎖と報復を続けるしかなく、決定打がないまま緊張状態が長引く。,

  • 小川 清 氏(地上作戦・戦史の専門家による分析)

    • 地上戦(泥沼化)にはならない理由: 米国(トランプ政権)の目的は「イランの領土を奪うこと」ではなく「核兵器を持たせないこと」であるため、リスクとコストが高い地上戦をわざわざ行う必要はない。核開発施設やミサイル基地へのピンポイント攻撃と、経済的締め付けで目的は達せられる。,

    • 軍事力と政治: 米国も湾岸諸国も戦争の拡大は望んでおらず、抑え込む力学が働く。近代の戦争では地上戦でカタをつけるのが難しくなっており、軍事力をいかに政治・外交の成果に結びつけるかが重要。,

  • 倉山 満 氏(シンクタンク所長としての総括)

    • 真のターゲットは「イスラエル」: 米国の真の目的はイランの打倒ではなく、暴走しかねない「イスラエル(ネタニヤフ政権)をコントロールして静止させること」にある。トランプがイスラエルを納得させられるかという外交戦こそが本質であり、イランの動きだけに惑わされてはならない。

2. 【国内法】自民党が目指す「国旗損壊罪」の是非と法的な穴

◆そもそも何の話か:

自民党が、日本の国旗(日の丸)を傷つけたり汚したりした者を処罰する「国旗損壊罪」の刑法改正案を国会に提出しようとしています。「外国の国旗を傷つけたら罰せられるのに、自国の国旗が守られないのはおかしい」という大義名分ですが、法的に成立するのかを検証するパートです。

  • 横山 弁護士(法的な実現可能性の検証)

    • 憲法違反を免れない: 結論として、この法案を今の形で成立させようとしても「憲法違反(表現の自由や、思想・良心の自由の侵害)」の指摘をクリアすることは不可能である。,

    • 法理の誤り: 現行法で外国の国旗を守っているのは、国際問題や戦争(安全保障上のリスク)を防ぐためであり、自国旗を守るのとは前提が異なる。また、「国旗を大切にする国民感情」を刑事罰で保護しようとすると、逆に「国旗に反対する思想」を国が処罰・統制することになり、過去の最高裁判例にも定触する。,

    • 優先すべきは皇室守護: 立憲君主制である日本において、国家の象徴は憲法上も歴史上も「皇室」であり日の丸ではない。現在、SNSなどで皇室への激しいバッシングが野放しになっていることの方が深刻であり、法的な欠陥の多い国旗損壊罪を進めるよりも、現行法を活用して皇室への侮辱・名誉毀損を厳格に起訴・処罰すること(皇室守護)を最優先にすべきである。,,

3. 【国内政治】皇位継承をめぐる与野党「立法府の総意」決定の舞台裏

◆そもそも何の話か:

安定的な皇位継承(男系継承の維持や、旧皇族の皇籍復帰など)に向けて、国会(立法府)として各党の意見をまとめた「総意」が決定しました。対立しがちな与野党がどのように合意に至ったのか、男系伝統を守るために水面下で動いた政治家たちの攻防を明かすパートです。

  • 倉山 満 氏(政治・歴史の観点からの舞台裏解説)

    • 笠 浩史 氏(立憲民主党)の調整: 「一般人をいきなり皇族にしてはならない」という女性派の意見に配慮しつつも、旧皇族の男系男子が内親王殿下(愛子さまや佳子さま)とのご結婚などを経て皇族になる未来の選択肢を潰さないよう、あえて「将来適時適切に」という含みを持たせた表現でバランスを取った。

    • 藤田 文武 氏(日本維新の会)の拒否権発動: 自民党(額賀議長)が少数会派(女性派)に配慮して中半端な妥協案でまとめようとした際、記者会見で「そんな案ならその場で席を立つ」と突っぱねたことで、男系伝統維持の流れを引き戻した。

    • 長島 昭久 氏(自民党)による文言採用: 倉山氏が提言した「皇室の先例(伝統)に則る」という大前提を要路に繋ぎ、結果として「皇室の伝統と整合的であることを前提に」という、伝統を守るための強い縛りの文言を政府案に滑り込ませることに成功した。

    • 玉木 雄一郎 氏(国民民主党)の法技術的貢献: 皇族復帰の手続きについて、皇室典範そのものを書き換えるのではなく、将来に禍根を残さないための「特例法(特措法)」の形にするという筋道を立てた。

    • 森山 浩行 氏(立憲民主党・前議員)の水面下での尽力: 落選中という立場ながら、合意が難航しがちだった参議院の立憲民主党などに対して、与野党がまとまるよう裏方として多大な働きかけを行った。

    • 総括: これら政治家たち(令和のわけのきよまろ)の連携により、主要7会派による「立法府の総意」が完成した。皇室の伝統(男系継承)を崩そうとする動きを退け、伝統が守られる決定打となった。

米イランの緊迫した情勢の裏にある「対イスラエル外交」というアメリカの真の狙いから、国内における国旗損壊罪の憲法上のリスク、そして皇位継承をめぐる歴史的な合意まで、今回の解説はどれも国家の根幹に関わる重要なテーマばかりでした。

感情論で穴だらけの法律を作ろうとする動きをチェックし、歴史の先例と伝統に基づいた確かな政策を模索すること。これらは、既存のメディアや硬直化した永田町の議論を外側から動かしていくためにも、私たちが共有すべき視点です。

国際社会が激変し、AIなどの新技術が戦争のあり方まで変えつつある現代だからこそ、日本は揺るぎない国体と法秩序を維持していかなければなりません。私は、しがらみのない自由な立場から、真に実効性のある政策提言と徹底した情報公開の追及(が可能となるように国政復帰)に全力を尽くしてまいります。

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