サイトアイコン 前参議院議員 浜田聡のブログ

なぜ政治は減税を拒み「給付付き税額控除」に逃げるのか?国民監視と官僚主導政治を打破するために

今回は(も)私が政策立案でお世話になっている救国シンクタンク(チャンネルくらら)のライブ配信動画から。

1. 「自衛隊は有事に戦えるのか?」という法的な限界

  • 自衛隊は「軍隊」ではなく「行政組織」という扱い

    • 現行法上、自衛隊は警察や一般的な官公庁と同じ「行政組織」の枠組みで作られています。

  • 防衛出動しても「一般の国内法(刑法など)」に縛られる

    • 敵を倒したり陣地を作ったりする行為が、法的には「殺人罪」や「器物破損罪」に該当し得る構造になっています。

    • 「正当な職務(刑法35条)」として罰せられない可能性はありますが、一般常識の「やりすぎ」という基準で裁判官等に判断されるリスクがあり、軍事的な合理性と大きなズレが生じています。

  • 憲法9条に「自衛隊」と書くだけでは解決しない

    • 憲法に名前を追記するだけでなく、「有事の際に他省庁や国民にどう指示できるか」「国際法基準でどう行動できるか」といった法体系全体の再構築(あるいは「国として軍隊を持つ」という明確な合意)が必要です。

2. 「減税」と「給付金」の本質的な違い

  • なぜ政治は「減税」ではなく「給付金」に逃げたがるのか

    • 給付金は政府や官僚が「配ってやる」という主導権を握りやすく、資産や所得の監視(マイナンバー管理等)につながりやすい仕組みです。

    • 一方、「減税」は国民の手元に残るお金(自由度)を直接増やし、経済活動を国民主導に戻す施策です。

  • 政治家が「誰を向いて仕事をしているか」の踏み絵

    • 物価高が続く中、掲げた「消費税減税」などを先送り・うやむやにする姿勢は、政治家が国民の生活ではなく官僚や省庁の都合を優先しているサインと言えます。

3. 「誰が政策を作っているのか」という統治の問題

  • 官僚主導(お役所仕事)からの脱却

    • 政治家自らが国家戦略やポリシーを持たず、官僚の作った答弁やペーパーをそのまま読み上げる「官僚頼み」の政治が、決定の遅れや曖昧な対応を生んでいます。

  • 国民の政治監視が不可欠

    • 選挙がない時期でも、国民が「本当に自分たちのための政策か」「自由や財産が守られているか」を厳しい目でチェックし、声を上げ続けることが重要です。

上記ライブ配信の中での切り抜き動画を。

1. 給付付き税額控除の「危険性」とプライバシー侵害

  • 「給付付き税額控除」を行うと、個人の資産や所得を毎月把握されることになる

    • 適切な額を控除・給付するためには、政府が国民一人ひとりの所得や資産の動きを「月次(毎月)」で監視・把握する必要が出てくる。

    • これは国民のプライバシーや財産権に対する著しい権利侵害につながる仕組みである。

2. なぜ政治家は減税を進めないのか?

  • 選挙がしばらく無い時期だから国民を無視している

    • 選挙が遠い時期は、国会議員が「国民の怒りやニーズ」に対して極めて鈍感になる。

    • 国民(世論)の側ではなく、官僚(役所)の都合や、党内での立場・与党入りといった自分たちの都合ばかりに目が向いている「政治屋」化している。

  • 国民の手元にお金を残す「減税」ではなく、管理・介入できる「給付」に逃げる

    • 減税は国民の自由度を増やす施策だが、政府・官僚は管理権限を維持できる「給付」や「控除」の仕組みを好む。

3. 国民としてどう行動すべきか(政治家の見極め)

  • 大衆の意思を感じ取れる政治家かどうかの踏み絵

    • 国民の生活(物価高・減税)に向き合わない政治家や政党は見限り、「国民の側を向いて戦う政治家」を厳しく選別・応援すべきである。

  • 官僚頼みの政治から脱却し、国民自らが声を上げる

    • 官僚のペーパーを丸呑みにして税や規制を増やす政治家に任せていては、国民の自由が奪われていく。

    • 「手続きがおかしい」「自分たちの意思と違う」ということに対して、国民側が声を上げて社会的雰囲気を作っていくことが重要である。

1. 満洲事変は「クーデター」ではなく「脱法行為」だった

  • 軍の暴走・クーデターという通説への疑問

    • 一般的な教科書では「関東軍(陸軍)が政府の指示を無視して暴走・クーデターを起こした」とされるが、石原莞爾らは東京から呼び出されれば素直に応じるなど、クーデターを起こす意図や実態はなかった。

  • 「現地邦人保護」を名目にした脱法行為の繰り返し

    • 実際に行われていたのは、「敵が攻めてきた」「邦人(日本人)を保護するために緊急出動する」という名目を使い、事後承認させて占領地を広げていく“法律の抜け穴を突いた行動(脱法行為)”の繰り返しだった。

2. 国家戦略の不在と「政党政治の自滅」

  • 国家としての明確な方針(国策)が無かった

    • 満洲を「植民地」にするのか「防衛のクッション(緩衝地帯)」にするのか、国家全体としての戦略がないまま、出先の現地機関(関東軍)に依存しきっていた。

  • 世論に迎合した政党政治の自滅

    • 関東軍の成果を世論(国民・メディア)が支持・後押ししたことで、既存の政党政治が自ら立ち行かなくなり自滅していった。

    • その結果、満洲事変以降は明確な国家戦略を欠いたまま、場当たり的な行政対応・縦割り行政の延長で太平洋戦争(大東亜戦争)へと突き進んでしまった。

3. 現代の自衛隊法制・安全保障への警告

  • 戦前と同じ「国家戦略の不在」が現在の自衛隊にも起きている

    • 自衛隊を「戦闘専門組織(軍隊)」とするのか「非戦闘組織」とするのか、国家としての明確な位置づけや議論がないまま、PKO派遣や災害派遣など場当たり的に任務を与えている。

  • 警察の発想で作られた窮屈なルール

    • 海外派遣での武器使用制限(駆け付け警護など)も、「警察の権限を超えるのはおかしい」という官僚主導・縦割り行政の理屈で縛られており、国際標準の軍事合理性から大きくかけ離れている。

 今回の救国シンクタンクの動画・切り抜きで示された論点は、まさに現在の日本政治が抱える構造的な欠陥を如実に物語っています。

有事において自衛隊が真に機能するための法体系(警察の発想ではなく国際標準の軍事合理性に基づいた法整備)を構築すること、そして国民の財産権やプライバシーを侵害する監視型の「給付・控除」ではなく、国民の手元に自由なお金を残す「直接的な減税」を推進すること。これらは本来、国政において最も優先して議論されるべきテーマです。

しかし、選挙が遠のくと政治家は国民ではなく官僚や役所の都合に目を向け、お役所作文を読み上げるだけの「政治屋」と化してしまいます。戦前の満洲事変における「国家戦略の不在と場当たり的な行政対応」が招いた歴史的教訓を、私たちは今こそ思い出すべきです。

政治家が国家戦略を持ち、官僚主導から脱却して国民の自由と安全を守る政治を取り戻すため、今後も声を上げ、具体的な政策提案を続けてまいります。

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