今回は楽待チャンネルの動画から。柿埜真吾さんによるお話。
以前の私の関連ポスト↓
失われた30年間における日本は
自由主義ではなく社会主義と言っても
過言ではない。#京都1区
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新自由主義批判など出鱈目だ。国民負担率は増大し、規制は1日1個増えている。日本に新自由主義改革など存在せず、そこにあったのは政府の肥大化だ。 https://t.co/Su6aN9Mwiw
— 浜田 聡 前参議院議員 日本自由党月額980円党員募集中💉💉💉 YouTube&ブログ毎日更新 (@satoshi_hamada) February 5, 2026
YouTube動画「【自由主義】失われた30年の元凶?「ネオリベ」の濡れ衣/「スマホゲーに税金を使うな」370兆円戦略投資の問題/格差拡大は「社会主義」が原因/なぜリベラルは不自由なのか《フリードマン研究者・柿埜真吾》」(動画リンク)の要点・ポイントを整理しました。1. 世界的な「自由」の危機と自由の2つの定義
世界的な自由主義の後退 [01:40]米国の関税政策や司法・メディアへの締め付け、各国での極右・極左や陰謀論の台頭など、冷戦終結後に広がった自由民主主義が世界的に逆行・動揺しています。 「消極的自由」と「積極的自由」の違い [06:40]
消極的自由(〜からの自由): 国家や他者から不当に干渉・侵害されず、自らの選択ができる領域を確保すること。 積極的自由(〜への自由): 自分が望むことや「理想の姿」を実現できる力を持つこと。 積極的自由が暴走する危険性 [07:57]「社会の理想や全体の利益」を掲げて積極的自由を過度に推進すると、表現の規制や異論の排除につながり、結果的に個人の消極的自由を奪う全体主義に転じる恐れがあります。2. 「自由主義(リベラリズム)」の変遷と「ネオリベ」のレッテル化
古典的自由主義の誕生 [10:09]宗教戦争の教訓から「人間は多様である」という前提に立ち、信教の自由・言論の自由・私的所有権と市場経済を認める思想(消極的自由の重視)として発展しました。 リベラルの変質(ニューリベラリズム) [19:34]19世紀後半以降、貧困対策や福祉を理由に「政府が積極的に介入すべき」とする考え方が台頭し、米国を中心に「リベラル=福祉国家・大きな政府」というイメージが定着しました。 「ネオリベラリズム」は気に入らないものへの悪口に成り下がった [23:11]本来のネオリベラリズムは戦後ドイツの復興(社会的市場経済)を支えた「完全放任を避けつつ、競争環境を保つための最小限の介入を行う」穏健な中道路線でした。しかしソ連崩壊以降、市場原理に関わるものや増税などの政策に対して、批判側が何でも「ネオリベ」と悪口・レッテルとして貼る状態になっています [25:32]。3. 日本の「失われた30年」と格差の真相
日本は「新自由主義・小さな政府」ではなかった [00:20]過去30年間で社会保険料や税負担(国民負担率)は一貫して上昇しており、若者の手取りは減少しています。日本は小さな政府どころか「巨大な政府」になっています [34:53]。 格差拡大の主因は新自由主義ではなく「高齢化」 [31:40]所得格差が拡大して見える最大の要因は人口の高齢化です。蓄積や状況の差が大きい高齢者世帯の比率が増えたためであり、再分配後の格差(ジニ係数)自体は横ばいで拡大していません [32:47]。 高度成長期こそ「小さな政府・自由化」で成長した [35:01]高度経済成長期の国民負担率は約2割と小さく、貿易自由化や減税、民間の創意工夫を尊重する政策こそが経済発展をもたらしました(通産省が保護した産業は衰退し、干渉されなかった自動車やバイクなどが世界で勝ち残った) [36:52]。4. 巨額の産業政策(戦略投資)への疑問と規制改革
アベノミクスと現政権方針の決定的な違い [28:06]アベノミクスは「岩盤規制の打破による民間投資喚起」を掲げていましたが(実際には骨抜きにされたものも多数)、現在の産業政策は「政府自らが巨額の成長投資を行う」方針にシフトしており、本質的に方向性が逆行しています。 官民ファンド・産業政策のリスク(レントシーキング) [41:40]成功した一部の例(TSMCや宇宙開発など)の裏で膨大な失敗が埋もれており、補助金目当てのロビー活動(レントシーキング)による莫大な資源の浪費・社会の腐敗を生みます。 民間が投資しない分野に公金を注ぎ込む問題 [43:17]戦略投資(370兆円投資計画など)でゲーム産業やアニメ等に公金を使おうとすることは、表現規制を招くリスクがあり、また民間が見込みなしと判断した案件に税金を投じるのは筋違いです。政府がやるべきは「特定産業への投資」ではなく「減税」と「参入規制の撤廃(ライドシェアやドローン、農業などの岩盤規制改革)」です [47:40]。5. 結論:生活苦や停滞の原因は「資本主義」ではなく「過剰な政府介入」
エネルギー、食料、住宅などの生活必需品の高騰や生活苦は、資本主義の失敗ではなく、政府による過剰な規制や介入(社会主義的施策)が供給を阻害していることが主因です [48:22]。 政府の失敗を「新自由主義のせい」と誤認してさらなる大きな政府や統制を求めるのは、自らの首を絞める悪循環であると警告しています。
以前から私がSNS等でも発信してきた通り、失われた30年間の日本経済の実態は「新自由主義による小さな政府」などではなく、「国民負担率の増大と規制の乱発による、政府の肥大化(社会主義化)」そのものです。
経済の停滞や格差、生活苦の原因を「新自由主義・市場原理の暴走」に仕立て上げる言説は、政治家や官僚にとっては「過剰な規制や非効率なバラマキ、重税という失政」から国民の目をそらす上で、非常に都合の良い格好の言い訳(濡れ衣)になってきました。
長年にわたってメディアや政界で定着してしまったこの「新自由主義に関する大嘘」を完全に払しょくするには、残念ながら一朝一夕とはいかず、一定の時間がかかるかもしれません。しかし、誤った原因認識の上にどれほど巨額の公金を注ぎ込んでも、国民を疲弊させる悪循環は断ち切れません。
必要なのは、政府による特定産業への介入や補助金ではなく、「大胆な減税」と「岩盤規制の撤廃」による民間の活力回復です。自由主義の原点に立ち返り、事実に基づいた正しい議論を粘り強く訴え続けてまいります。

