今回は日経新聞の記事から。
ニューヨーク急進左派市長、「骨董品」的規制砕く 日本も続こう
https://t.co/vBzfRR6jUR— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) October 4, 2026
提供された記事の要約です。
NY急進左派市長の規制撤廃民主社会主義者を掲げるニューヨーク市のマムダニ市長は、1930年代から続くアイスクリーム製造許可など、時代遅れの「骨董品的規制」を50以上撤廃した。出店コストの削減を通じた物価高対策の実践例といえる。 日本に残る「骨董品的規制」の課題
農地法(農地転売規制): 自作農主義にとらわれ、企業の農地買収を原則禁じている。特区で成果を上げた「養父市方式」の全国展開が進んでいない。 ライドシェア規制: タクシー会社主導に限定され、海外水準の自由な参入やダイナミックプライシングが阻まれている。過度な規制が結果的に「白タク」の横行を招いている。 規制改革の重要性改革は緩和だけでなく、違法駐車の取り締まりのような「外部不経済を防ぐ規制強化」も車の両輪となる。財政出動に頼らずとも民間の予見可能性や活力を高める手段として、日本も大胆な規制改革を進めるべきである。
この記事に関して、私が政策立案でお世話になっている救国シンクタンクのレポートによる意見あり。
こういう頭悪い記事もやる気なくなる一因なんだよなーと。
アメリカの民主社会主義者の政策は、日本の政党や政治家と同等か、それよりも右ってだけなんだよ。
日経は分かっててクソみたいな軸ずらししてんのか、それとも本当にそれすらわからないのか。
— 渡瀬裕哉 (@yuyawatase) October 4, 2026
渡瀬裕哉メルマガ日本をアップグレードする方法 (314) 「現状認識すら間違える左派系経済新聞(日経新聞)は要らない」
◆◆ 救国シンクタンクメールマガジン 26/10/06号 ◆◆
救国シンクタンク会員の皆様、こんにちは。研究員の渡瀬裕哉です。本メルマガでは「日本をアップグレードする方法」をお届けしております。
今回は「現状認識すら間違える左派系経済新聞(日経新聞)は要らない」をお届けします。
日経新聞がコラムで「米国の急進左派のマムダニを見習え」という趣旨の記事を公開しました。
ニューヨーク市長ゾーラン・マムダニは「民主社会主義者」を名乗り、アメリカでは急進左派の象徴として扱われています。彼が掲げた市営バスの無料化、公営スーパーの設置、家賃安定化住宅の家賃凍結、ユニバーサルな保育、最低賃金の引き上げ、富裕層への増税といった公約は、米国の保守派から「社会主義の脅威」と激しく批判されました。しかし、これらの政策を日本の現状と並べてみると、意外な事実が浮かび上がります。その多くは日本ではすでに実現しているか、保守政党である自民党がみずから推進してきたものだからです。米国の急進左派を物差しにすれば、日本の政党や政治家は与野党を問わず、それより左に位置していると言えます。
最も分かりやすいのは‥‥
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提供されたメルマガの要約です。
日経新聞の認識への批判日経新聞が「NYの急進左派・マムダニ市長を見習え」とするコラムを掲載したが、米国の政策実態や国際比較の視点を欠いた誤った認識に基づいていると批判している。 日本の政治・政策はすでに米急進左派より「左」にあるマムダニ氏が掲げる政策の多くは、日本では保守政党(自民党)が長年推進・定着させてきたものである。
医療: 国民皆保険や薬価統制など、米左派が求める単一支払者制度に近い仕組みを半世紀以上維持している。 教育・子育て: 幼児教育・保育の無償化や各種手当など、米国では「社会主義的」と批判される手厚い公金投入が標準化している。 市場介入・交通・住宅: 三セク式スーパー(買い物難民対策)、高齢者向け交通割引、借地借家法による強力な賃借人保護など、公的関与は米国よりはるかに強い。 ライドシェアの実態誤認NYのライドシェアは完全な自由参入ではなく、モビリティ課税や運転手の最低賃金保障など厳格な規制強化のもとで運営されており、日経の論調は実態と乖離している。 結論不正確な現状認識を広める経済紙の責任は重く、日本の健全な経済議論を阻害していると結論づけている。
関連動画を紹介します。
YouTube動画「「NYは終わる」は本当?マムダニ市長の政策を調べたら意外な事実が見えてきた」の主なポイントをまとめました。1. 家賃凍結(レントフリーズ)の実態と住宅政策
家賃凍結の範囲:市内すべての賃貸ではなく、賃料規制対象物件(レント・スタビライズド住宅:約100万戸、全体の約1/4)が対象 [02:07]。 期間と決定内容:2026年10月〜2027年9月の更新契約において値上げ率を1年・2年契約ともに「0%」とする1年間の決定であり、永久固定ではない [01:48]。 大家・投資家への影響:インフレに伴う固定資産税、保険料、修繕費の上昇を家賃転嫁できず実質減収となるため、修繕を控えて空室のまま放置する物件が増える懸念がある [05:34]。 供給拡大策(ブロック・バイ・ブロック計画):手頃な住宅(アフォーダブル・ハウジング)を10年間で20万戸新設・20万戸維持する計画で、容積率緩和や許認可簡素化、税制優遇を活用して供給不足の解消を目指している [08:30]。2. 市営スーパー構想(食料品3割引き)
計画内容:5つの区(ボロー)に各1店舗(計5店舗)をテスト展開し、基本食品を一般価格より30%安く販売予定(現時点では未開業の計画段階) [11:54]。 運営モデル:市が土地・店舗・固定資産税などを補助・提供し、日々の運営は民間事業者に委託する [12:52]。 メリットと課題:食料砂漠地域へのアクセス改善や価格競争を促す利点がある一方、税金負担や、民間の中小スーパー・個人商店が価格競争に耐えられず衰退する懸念が指摘されている [14:03]。3. 無償保育の拡充(2-K)
対象拡大:既存の3歳児(3-K)・4歳児(Pre-K)無償枠に加え、2歳児を対象とした「2-K」を導入 [17:18]。 家庭への恩恵:高額な民間保育料(年間約2万6,000ドル規模)を大幅に軽減できる [18:04]。 初年度状況:所得制限のないユニバーサル保育を目指しており、初年度約2,000席の枠に対して倍率は約3倍となった [18:22]。4. Amazonなど配送労働・配達員への規制強化
アイドリング違反金の徴収:停車後3分(学校周辺1分)以上のエンジン稼働禁止ルールを適用し、Amazonから未払いの違反金900万ドル超を徴収済み [20:08]。 配送労働者保護法案(法案段階):ラストマイル配送拠点のライセンス制導入や、下請け(DSP)ドライバーに対する大企業側の雇用・安全責任を強化する法案を提出 [21:05]。5. 富裕層向け税制の見直し
セカンドハウス追加税(ピエ・ダ・テール税):高額な別荘・セカンドハウス(戸建て500万ドル以上、コンドミニアム等100万ドル以上)を対象とする追加税が成立 [24:13]。 見送り・未実現の案:年収100万ドル超への所得税上乗せや法人税引き上げなどは反対等により実現しておらず、当初の過激なイメージに比べて対象は超富裕層の別荘に絞られている [23:40]。6. まとめ・全体の考察
日経新聞はマムダニ市長による一部の参入規制撤廃を取り上げ、「日本も続こう」と結んでいますが、渡瀬裕哉氏の指摘や現地のリアルな政策動向を照らし合わせると、その実態と日本の立ち位置がより鮮明に見えてきます。
そもそも、米国で「社会主義の脅威」と騒がれる医療や教育、住宅分野の公的介入の多くは、日本ではすでに保守政党によって長年定着させられてきたものです。国際基準の客観的な物差しで見れば、日本の現状はすでに米国の急進左派以上に「大きな政府・統制色」が強いと言わざるを得ません。
もちろん、日本に残る農地法の転売規制や、利権に縛られた骨董品的なライドシェア規制の撤廃など、民間活力を引き出す真の規制緩和は急務です。しかし、政策の全体像や国際比較の前提を歪めたまま、「急進左派を見習え」と論じる大手中日メディアの論調には強い違和感を覚えます。
表面的なスローガンやレッテルに惑わされることなく、減税と規制改革を通じて民間の創意工夫と自由を最大限に引き出す「小さな政府」の実現に向け、日々の活動を通じて問題提起を続けていきます。
ご賛同いただける方、日本自由党へのご入党をご検討いただけますと幸いです。

