サイトアイコン 前参議院議員 浜田聡のブログ

官僚原案の丸呑みから脱却し、野党をテコにした恒久減税と日本版DOGEの断行を

今回は(も)私が政策立案でお世話になっている救国シンクタンク(チャンネルくらら)のライブ配信動画から。

動画「米中露”手打ち”は本当か 簗農水相辞任で減税どうなる|倉山満×渡瀬裕哉×小川清史【救国シンクタンクLIVE】」の主な論点・ポイントを発言者別に整理して記載します。

1. 簗農水大臣辞任と参議院の問責決議案

  • 【倉山満】 [01:35]
    • 参議院の問責決議は衆議院の不信任案と違って法的拘束力はないが、可決されると「参議院はこの大臣を認めない」という強い意思表示になる。
    • ねじれ国会(参議院で与党が過半数を持っていない状態)において問責決議が出されると、その大臣を辞めさせない限り、政府提出法案全体の審議が参議院でストップしてしまう。そのため、問責決議を突きつけられた時点で大臣の首は事実上決まってしまう。
    • 問責決議は世論が味方に付いている時(「あの大臣は辞めさせなければまずい」と世論が納得している時)に最も強力な切り札になる。
  • 【渡瀬裕哉】 [06:31]
    • 首相が当初続投を示唆していた方針を一転させて辞任に至った背景には、支持率低下だけでなく報道内容の変化がある。
    • 当初の人格面の問題から、運動員買収など「公職選挙法違反」の疑惑へと発展した。公選法違反は刑事事件に直結し一発アウトとなるため、辞任せざるを得なくなった。

2. 臨時国会・消費減税法案と自民党・官僚主導の体質

  • 【倉山満】 [08:01]
    • 今回検討されている消費減税法案には「2年間だけ」「食料品だけ」「0%ではなく1%」「2年後に必ず戻す」という4つの要素があり、本来はここをしっかり国会で議論すべきである。
    • 自民党には「官僚が作った原案を1ミリも変えたくない」という体質があり、どこを譲ってどこを守るべきかを政治家自身が判断できていないため、官僚主導政治に陥っている。
    • 本来なら野党の要求をテコにして、自民党内の抵抗勢力を抑えながらまともな減税へと持っていくのが「政治」の役割である。
  • 【小川清史】 [10:31]
    • 自衛隊などの組織でも強い部署ほど「自分たちが決めたことは絶対」という村社会・共同体的な発想になりがちで、他所からの意見で崩れるのを恐れて積み上げたものしか守れなくなる危うさがある。
  • 【倉山満】 [11:14]
    • 昔の官僚は政治側が動かす余地(幅)を残して案を作っていたが、現在は官僚が「100点」と信じるガチガチの原案を作って通すことが優秀だと勘違いされている。皇室典範や住民票をめぐる議論などでも、官僚主導の暴走を止める政治の仕組みが機能していない。

3. 日本版DOGE(政府効率化)と基金・予算削減

  • 【渡瀬裕哉】 [12:54]
    • 片山財務大臣が基金から7兆円以上を返還させて減税財源にすると表明しているが、そもそも使わずに余っている基金はさっさと返金すべき。
    • 「日本版DOGE(政府効率化局)」と銘打っているが、権限や対象範囲が定まっておらず、予算編成や税制改正の通常プロセスとも噛み合っていない。
    • 租税特別措置の見直しも各省庁から廃止予定のものしか出てこず骨抜きにされている。本当にやるなら執行率100%未満の予算をすべて返金させるなどの実効的な策を取るべき。
    • 米国のDOGE(政府効率化)は「政権が明確な価値観を持ち、それに合わない無駄な支出をごっそり削る」もの。日本の政党には理念・価値観(リベラル・ポリコレ優位で官僚任せ)がないため、本物のDOGEを名乗れる水準に達していない。ODA見直しや在留外国人への補助金ゼロベース点検など、明確な価値観に基づいた大鉈を振るう必要がある。
  • 【小川清史】 [21:19]
    • 国防の分野でも同様に、「自衛隊は軍隊なのか」「何のために原子力潜水艦を導入するのか」という根本的な価値観・国家方針(ポリミリ)が定まらないまま、形だけ装備や仕組みを取り入れようとするため目的がブレてしまう。
  • 【渡瀬裕哉】 [23:59]
    • 日本維新の会が政権に入ったことで「定性的な評価」から「数値化して評価する」という経理的な前進はあったものの、「何が必要で何が不要か」という政治的価値観に基づいた判断はまだこれからである。

4. トランプ大統領のロシア産ディーゼル取引・対露/対ウクライナ政策

  • 【渡瀬裕哉】 [26:26]
    • トランプ大統領がプーチンとロシア産ディーゼル供給で合意したと発表したのは、米国内のガソリン価格を下げたい焦りであり、選挙戦が苦しいことの現れ。
    • しかし、ガソリン価格が即座に大幅下落するとは考えにくく、むしろ共和党支持者の中に「なぜ今プーチンと手を握るのか」と疑問を抱かせ、投票意欲を削ぐマイナス要因になりかねない。
    • 選挙直前になって目先の支持率のために合意に至っていない話を発言して相手国に否定されるなど、大統領の言葉が軽くなっており、有権者にも見透かされている。

5. 米中露の手打ち論と台湾・東アジア情勢

  • 【渡瀬裕哉】 [32:59]
    • 「米中首脳会談等で米国が中国に覇権を譲る(G2体制など)」という見方はアジア的・日本人的な甘い幻想にすぎない。米国人は党派問わず「自国がナンバーワンであり続ける」ことを絶対視しており、挑戦する相手は叩き潰すのが基本姿勢。中国側も同様に米国を屈服させたいと考えている。
    • 米中露が会談するとしても、それは互いにトップを取るための駆け引きや時間稼ぎ(イラン情勢への対応等)にすぎない。
    • 米国は中国を急激に倒すのではなく「スロークッキング(じっくり料理する)」方針。台湾への武器売却も時期を見極めているだけで必ず実行される。
    • 日本は東アジア・東南アジアでの軍事・外交・情報面での影響力を拡大し、米国が関与せざるを得ない「交渉力(バーターのカード)」を高めておく必要がある。
  • 【小川清史】 [36:04]
    • 日本が東南アジア等と防衛協力・武器移転・共同訓練を進める動きは前進しているが、米国の思惑に左右されないためのカードを増やすスピード感としてはまだ足りない。
    • 日本は中露朝の3正面の脅威を同時に直接受けている唯一の国であり、自ら地域秩序を構築する覚悟が求められる。
  • 【倉山満】 [40:15]
    • 米国が覇権を中露に明け渡すなどあり得ない。かつての大英帝国とロシアのグレートゲームで日本が自らの意思を持って不平等条約を撤廃させた歴史のように、日本自身が「どうしたいのか」という強い国家意思を持つべき。
    • 台湾や東欧諸国は「米国に見捨てられないためにどう動くか」を必死に考えて行動している。日本だけが「米中露が手打ちしたらどうなるか」と受け身で報道に踊らされているのは幼稚であり、「どうなるか」ではなく「どうするか」を考えるべきである。

6. まとめ・クロージング提言

  • 【渡瀬裕哉】 [51:51]
    • 国内政治(減税・規制廃止・強い民間経済・反ポリコレ)でも外交安保でも、自らの確固たる価値観を打ち出し、それに沿って行動しなければ何も変わらない。官僚任せの政治から脱却すべき。
  • 【倉山満】 [53:32]
    • 他人の決めた価値観(官僚の作文)に乗っかるのは政治ではなくただの行政。政治家は「絶対に譲れない防衛線」と「妥協できる幅(70〜90点)」を最初から見定めて戦うべきである。
元動画URL:
https://www.youtube.com/live/tZJlrOtlsm0

 


【浜田の視点】「どうなるか」ではなく「どうすべきか」――今実行すべき具体策

今回の配信で最も重要だと感じたのは、情勢をただ傍観して「どうなるか」を議論するのではなく、明確な価値観を持って「自らどうすべきか」を決めて動くことの重要性です。

救国シンクタンクの議論を踏まえ、(もし自分が総理大臣なら)今政治が直ちに行うべき具体的なアクションを簡潔にまとめます。

1. 減税・国会運営

2. 政府効率化(日本版DOGE)・歳出削減

3. 外交・安全保障

他人が決めた枠組みや官僚の作文を追認するだけでは政治ではありません。減税・規制改革・無駄の徹底排除に向け、引き続き救国シンクタンクの皆様の知見をお借りしながら、具体的な政策提言に取り組んでまいります。

こういった趣旨にご賛同いただける方、日本自由党へのご入党をご検討いただけますと幸いです。

日本自由党 - 誇れる日本を、自由とともに
モバイルバージョンを終了