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台湾総統選挙は民進党の頼清徳氏が当選 立法院委員選挙では民進党が過半数割れ

昨年10月に台湾に行ってきました。そして総統選挙をチェックしてきました。

昨日、その総統選挙の結果が出ました。民進党の頼清徳氏が当選です。

3候補の中で、いわゆる親米反中の候補が当選です。

私としては、与那国島と台湾の航路復活のためには最適の結果だったと思います。仮に親中候補が総統になった場合、米国と同盟関係にある日本との距離も置くことが予想されるからです。

もちろん、色々と課題はあるのでしょう。中川コージさんの分析を共有します。

台湾総統&立法院選。
これくらいの得票差だと次回選挙での大幅揺り戻し不確実性増加のヒヤヒヤは減るとはいえ、
さすがに政権腐敗も自然増になる三期目だし、台湾半導体バカ売れラッキーパンチ効果も低減するトレンドになるだろうし、四年間で台湾周辺米中均衡も一層変化するし、経済では北京中央から引き続き冷遇されるし、党支持層タカ派に配慮しつつ経済政策でチャイナ切りもでにないわけだから、たいへんな政権運営&党運営になるというのは単純に予想できる。
まぁそんなたいへんな民進党政権だからこそ、台北政権側に優先順位の低かった対日本との連携深める動機も増えるので、我々日本側としては日台連携深化できていいんじゃないですかぬ。

んで、日台連携が深化すれば、日本はこんどはその対台インテリジェンスをもったうえで対北京中央で優位な交渉もできるので良いとは思われ。
ただし、感情保守の影響で「台湾万歳、打倒中共」みたいな浅いイデオロギーが日本の政界に蔓延したままだと、台北からは笑顔で見下されて、北京からは強面で見下されますけども(定期。x回目。)。

紀律監察部門会議については、私がお世話になっている救国シンクタンクで言及されています。

チャイナでは、今年は秦剛外相および李尚福国防相の更迭という、異例かつ異常な更迭が発生しました。この分析は救国シンクタンクのレポートとしてまとめてありますが、ゴシップネタに惑わされない視点をもって、基本的には紀律監察部門の能力問題として分析しています(チャイナの「紀律監察」については、高頻度で本メルマガでも言及してきました。詳しくは僕の『紅い方程式』という本を参照してください)。要は、泣く子も黙る中共の「秘密警察」紀律監察部門がなぜこんなにポカをやったのか、また誰がその汚名返上をやっているのか、といった話です。日本で(世界でも)一般的に語られる「単なる独裁国家のパージ劇だ!」というのも特にハズレてはいないのですが、それ以上の意味を考えレポート化しています。

巨大中国を動かす紅い方程式 モンスター化する9000万人党組織の世界戦略 Kindle版(中川コージ著)については以下のリンクをどうぞ。

https://amzn.to/3vwxn5T

私も以前この本をKindleで買って読んでいたのですが、紀律監察部門について言及されている部分を再度読み直してみることにします。

あと、今回の総統選挙と同時に行われた立法院委員(日本でいう国会議員)の選挙の結果では、民進党は過半数割れ、とのことです。

この結果から今後どうなるのか、については色々な意見を今後参考にしていこうと思います。

ひとまず、私が昨年の台湾訪問時に、私が顔見知りになった立法院委員の方々の結果をチェックし、当選した方には祝福メッセージを送っておこうと思います。

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