サイトアイコン 前参議院議員 浜田聡のブログ

テレ朝だけが追うフローレンス問題――渋谷区・国・NPOを日本版DOGEで検証せよ

今回は、私が国会で何度も取り上げていたNPO法人、フローレンスの問題について。

今回の問題の本質↓

テレビ朝日の記事が秀逸です。

要約は以下の通り。

以下は、テレビ朝日の報道記事「NPO法人『フローレンス』保育の補助金施設 違反担保で5000万円『目的外』利用も」の詳細な要約です。(テレ朝NEWS)


🧾 要旨

認定NPO法人フローレンスが、保育施設の建設に対して交付された補助金を原資とする施設を担保に、根抵当権を設定し、さらに2023年度に5000万円を運転資金として借り入れていた問題が、テレビ朝日「グッド!モーニング」の取材で明らかになった。これらの行為が補助金の目的外利用や法令違反の可能性をはらんでいると報じられている。(テレ朝NEWS)


📌 1. 根抵当権の設定と違反疑惑

  • フローレンスは2017年に補助金で保育施設「おやこ基地シブヤ」を建設。開所後、行政の承認を得ていない「根抵当権」を設定していた。(テレ朝NEWS)
  • 本来は通常の「抵当権」とする申請をしていたが、実際には根抵当権で担保設定していた。(テレ朝NEWS)
  • 根抵当権は施設の価値の範囲内で繰り返し借り入れが可能な権利であり、補助金施設の担保として行政が許可するのは極めて稀である。(テレ朝NEWS)
  • こども政策担当大臣も「本来適正でない」と認識を示している。(テレ朝NEWS)

🧠 2. 資金管理と説明の矛盾

  • フローレンス代表らは「建物建設の費用として使った」と説明しているが、担保設定は建物完成から2カ月後の12月であり、借入自体は8カ月前の2月に済んでいたと発言が変わっている。(テレ朝NEWS)
  • 取材で複数回説明内容が異なる点が指摘され、資金管理がずさんだとの批判が出ている。(テレ朝NEWS)

💰 3. 5000万円借入の「目的外利用」

  • 2023年度、フローレンスは東日本銀行から5000万円を「小規模保育園改装資金等」名目で借入。(テレ朝NEWS)
  • 実際には建物建設とは関係ない 運転資金として利用され、一部2000万円は他の借入返済に充てたと説明されている。(テレ朝NEWS)
  • 副代表理事は、根抵当権に気づかず手続きを進めたと述べるが、補助金を原資とした担保で目的外の資金利用をした事実は認めている。(テレ朝NEWS)

📊 4. 補助金と寄付金の規模

  • フローレンスの2023年度総収益は40億円超。うち補助金は約19.5億円、寄付金は約6.4億円。運転資金借入の必要性について疑問の声がある。(テレ朝NEWS)

⚖️ 5. 法的リスクと批判

  • 法律専門家は、承認を得ず担保を提供した場合、「補助金適正化法違反」となり、交付決定取り消しや返還義務が生じる可能性を指摘。(テレ朝NEWS)
  • 渋谷区議も「完全な目的外使用」と批判し、フローレンスのトップである駒崎弘樹会長の説明責任を求める声が出ている。(テレ朝NEWS)

📝 6. フローレンスの対応と今後

  • 駒崎会長は会長職を今月いっぱいで退任予定。SNSで透明性の高い経営を主張。(テレ朝NEWS)
  • 副代表理事は、是正対応を最優先しつつ、理事会で責任の所在を検討すると述べている。(テレ朝NEWS)

今回の件、SAKISIRUの新田哲史さんが動画にまとめております。

要約は以下の通り。

内容を整理すると、だいたい次のような構成とポイントです。


1. 動画の出だしと問題の前提

  • 司会の新田氏が、テレ朝「グッド!モーニング」が再びフローレンス根抵当権問題を続報したことを受けて、予定外収録として解説。
  • テレ朝のウェブ記事のリードを紹介しつつ、
    • 認定NPO法人フローレンスが渋谷区の保育施設をめぐって
    • 補助金で整備した施設を担保に「根抵当権」を設定
    • さらに昨年1月に「保育以外にも使える運転資金」として5000万円を借りていた
      という点を確認。
  • ネット世論は盛り上がっている一方で、テレビ朝日以外の大手メディアがほとんど報じていないことを問題視。

2. 根抵当権・補助金適正化法の論点整理

  • 渋谷区が2017年ごろ、区内の土地を借りてフローレンスが保育施設を建てた経緯を説明。
  • その施設に「抵当権/根抵当権」を設定して銀行から借り入れをした構造をおさらい。
  • 通常の借入であればまだ理解できるが、
    • その施設は「補助金」で建設されている
    • 補助金適正化法では、補助金で整備した施設に抵当権等を設定し、補助事業以外の資金調達に使うことは問題になる
      と説明。
  • とくに「根抵当権」は、
    • 一度設定すると、何度も借り替えや追加借入ができる
    • 補助事業と無関係な用途への流用リスクが高い
      → だからこそ補助金適正化法上「ダメ」という趣旨だと説明。
  • にもかかわらず、
    • 渋谷区
    • 金融機関
    • フローレンス側
      いずれも「気づかなかった」という形になっている、と皮肉を込めて指摘。

3. テレ朝が新たに明らかにした「5000万円・2000万円」問題

  • 今回の続報でテレ朝が掘り当てたポイントとして、
    • フローレンスが昨年1月に、運転資金として5000万円を借入
    • そのうち約2000万円が「別の金融機関からの借入の返済」に充当されていた
      という具体的な資金使途が判明。
  • これは、補助金施設を担保にした借入が、
    • 本来の建物建設費用ではなく
    • ほかの借金返済などに回っていたことを意味する。
  • フローレンスの杉山副代表理事は、
    • 金融機関間でのやり取りはなかったなどと釈明しつつも、
    • 「建物建設費ではない」「本来想定されている用途ではない」こと自体は認めている。
  • 新田氏は、
    「これはまさに『目的外利用』であり、今後さらに追及されるだろう」と評価。

4. 駒崎弘樹氏の責任とメディアの“甘さ”への批判

  • テレ朝の放送が、ついに
    • 「フローレンスの広告塔になってきたのは駒崎弘樹氏」
    • 当時のトップは駒崎氏であり、この体制の下で問題が起きた
      という“核心”に踏み込んだと紹介。
  • 現在は会長で、今月末で退任予定だが、
    • 渋谷区は議会で追及を受けているのに
    • 当の駒崎氏本人は、いまだに表に出てきてきちんとした説明をしていない
      ことを強く批判。
  • これまで多くのメディアが、駒崎氏やフローレンスに対して「妙に甘かった」雰囲気があると指摘。
  • 今回のテレ朝の報道ぶりは、従来とはかなりトーンが異なり、
    • 取材を重ねている社会部記者や番組スタッフに対して「敬意」を表明する一方で、
    • 他社の新聞・テレビが全く追いかけていない現状を「闇が深い」と表現。

5. 黄川田こども政策担当相の会見内容と“報道しない自由”

  • 子ども家庭庁を所管する黄川田大臣の会見で、
    • 「補助金で整備した施設に抵当権を設定することは適正ではない」
    • 渋谷区に事実関係を問い合わせ、補助金の取り扱いはその回答を踏まえて判断する
    • 国としても地方厚生局を通じて当時の経緯を確認している
      といった趣旨の発言があったことを紹介。
  • この会見は子ども家庭庁のYouTubeでも配信されているが、
    • 地上波・新聞などがほとんど報じていないことを再度批判。
  • 新田氏は、
    • 「ここまで大臣も『適正ではない』と言っているのに、大手メディアが沈黙しているのは異常」
    • 「テレ朝の記者が頑張り過ぎて、逆に左遷させられないか心配なくらい」
      と、やや半分冗談交じりに“報道しない自由”を皮肉る。

6. 政権交代とNPOロビー環境の変化

  • この問題がここまで表面化してきた背景として、
    • 自民党+公明党政権から
    • 自民党+高市政権(+維新)という構図への変化(いわゆる政権交代的状況)
      を重視。
  • かつて駒崎氏は、自公政権のもとで
    • NPOロビー活動
    • 共同親権反対運動に連なるようなネットワーク
      などを通じて、かなり自由に活動できる環境にあったのではないかと指摘。
  • 高市政権になった際に、駒崎氏がXなどで「この世の終わり」レベルの反応をしていたのは、
    自分たちの“ぬるま湯的環境”が終わることを察知していたからだろう、という見立て。
  • 現在進みつつあるフローレンス・駒崎氏への追及は、
    「まさに政権交代の効果が現れている一例」と位置づける。

7. 片山さつき「日本版DOGE」担当大臣への期待とNPO利権の構造問題

  • 話題を、今後の制度改革・利権構造の是正に広げる。
  • 片山さつき氏が「日本版DOGE(JUDGITの上位概念的な公金監視制度)」担当大臣を兼務していることに注目。
  • 片山氏は、
    • 補助金・NPO問題に関する知識と経験が豊富
    • かつて、共同親権反対運動などと結びついた“赤いネットワーク”にメスを入れようと国会質問してきた人物
      と説明。
  • Hanadaプラスの「赤いネットワークの闇」記事にも言及し、
    そこに出てくる仁藤夢乃氏、師匠格の人物、西早稲田ネットワークなどと、
    NPO・補助金・左派系運動の結節点があると示唆。
  • 今回のフローレンス・駒崎問題を「個別案件」で終わらせず、
    • 公明党が連立の一角を占めていた時代に形成された
    • NPO・補助金・政治の複雑な利権ネットワーク全体
      を見直す契機にすべきだと強調。
  • その意味で、片山大臣による
    • 補助金の徹底的な精査
    • NPO利権の構造的な洗い直し
      に強い期待を寄せている。

8. まとめ:今後の見通しとチャンネルとしてのスタンス

  • 年内にも、渋谷区や国から何らかの結論・対応方針が示される可能性があるのではないかと見立て。
  • マスコミの多くが沈黙する中で、
    • テレ朝の一部番組や記者は「よくやっている」
    • しかし、全体としてはまだ“闇”が濃い
      という評価。
  • 今後も、
    • フローレンス・駒崎氏の説明責任
    • 渋谷区や国の補助金行政
    • NPO利権の全体構造
      などについて、SAKISIRUとして追い続けると宣言して締めている。

フローレンスと言えば、共同親権に対する強硬な反対姿勢、ベビーライフ事件(実質海外への人身売買)での他人事仕草などで私が国会で何度も取り上げてきたNPO法人です。

当時、私が騒ぐことでSNS上では盛り上がりましたが、主要メディアが取り上げることがありませんでした。

現在、テレ朝だけとはいえ、主要メディアが取り上げることでの動きが大きいです。

自分自身がしてきた仕事内容について、改めて多くの方々にふりかえっていただきたいと思うとともに、自身でも積極的に発信していこうと思います。

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