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新型コロナウイルス感染症患者の退院基準とは→症状軽快後PCR検査2回連続で陰性確認必要→退院基準を見直すように質問主意書を提出しました

新型コロナウイルス感染症について、各方面で対応にあたっておられる方々に敬意を表します。

医療現場では課題がたくさんあり、そのうちの一つが新型コロナ病床の確保です。

新型コロナ病床、1万床確保 感染急拡大なら逼迫(2020/4/19 20:19 日本経済新聞)

今後の感染急拡大にならないことを願っています。

さて、病床には入院する患者さんもいれば、退院される患者さんもいるわけです。軽症であれば入院せずに自宅療養可能としたり、退院する際もその基準を緩和すれば、本当に治療を必要とする重症患者さんのための病床確保につながります。

というわけで、病床をできるだけ確保できるように、4月2日に軽症者は自宅療養が可能となり、退院基準も変更されました。

無症状・軽症者は宿泊・自宅療養へ転換 退院基準も変更、4月2日から実施(日経メディカル)

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のまん延期へ向けた動きが加速している。厚生労働省は4月2日、都道府県に対し、無症状・軽症者を宿泊・自宅療養へ転換するための準備を進めるよう求める通知を発した。同時に退院基準を見直し、軽快後から退院までに要していた60時間の制約を48時間に短縮。移行措置を設け、同日から実施にするとした。

軽症者が自宅療養可能となったのは良かったと思います。

一方、退院基準の変更がイマイチです。図示するとこのような↓変更です。

退院基準の変更について(厚生労働省)

問題と思われるのは、変更前と同じくPCR検査2回連続陰性が必要とされることです。これは以下の点で問題があると考えられます。※ただしこれは個人的な意見です。異論あれば受け付けます。

・症状改善したのに退院できないため、重症患者さんが入院治療できなくなる可能性

・人員的、設備的に限界があるPCR検査という医療資源の圧迫

軽症者が自宅療養可能であるならば、入院当初は重症でも症状が改善して軽症となれば医師の判断で退院可能とすることも妥当ではないかと考えます。

SNS上でも退院基準を何とかせよ、との声があります。

というわけで、本日これについての質問主意書を提出しました。理想としてはできるだけ早く(答弁が返ってくる前に)退院基準が見直されることです。

第201回通常国会 参議院 質問主意書一覧

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