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参議院の調査室に調査依頼→活火山としての青ヶ島

(2020年7月22日追記 参議院調査室の行う調査は、各議員の調査依頼に沿うものであり、調査結果については参議院調査室の見解ではありません。ここで公表している内容は、調査室に調査いただいたことではありますが、あくまで立法調査活動の「補佐」いただいたものであり、私の責任のもとの調査結果として公表させていただくものです。)

国会の衆議院・参議院ともに、それぞれの議員を調査面でお手伝いしてくれる調査室という機関?があります。

国会キーワード 参議院の調査室(PDF)

衆参両院には、議員活動全般を調査面で補佐するため、それぞれ「調査室」が置かれています。

(中略)

調査業務の一端を紹介すれば、例えば、議案審査では、議員立法を起草するための調査、付託された法律案の提案理由・問題点・利害得失等に係る調査、参考資料の作成、決議や審査報告書・調査報告書の原案作成等を行っています。また、委員派遣等により国内外の行政現場等を視察する際には、日程案を調整した上で、現地に赴く議員に随行し、報告書の原案作成等を行います。さらに、国会議員や議員秘書の方々からの依頼に応じ、法律案等の論点整理、政策課題の問題分析、各種公表資料の収集・分析を行い、議員が本会議や委員会等において質疑・討論等を行う際の準備作業を補佐するなどしています。

これまで調査室には幾度となくお世話になってきました。調査内容については、PDFファイルやワードファイルなど、電子データでいただけるのがありがたいです。

さて、先日この調査室に青ヶ島について色々と調べていただき、その調査内容をいただきましたので今後公表していきます。私は青ヶ島で足止めをくらって1泊2日の予定が5泊6日滞在したこともあり、調査内容を興味深く拝見させていただきました。

調査内容は多岐にわたるのですが今回は「活火山としての青ヶ島」を紹介させてもらいます。

まず、青ヶ島は活火山でありまして、現在や今後の噴火の可能性について調べていただきましたところ、気象庁の資料を紹介していただきました。

青ヶ島の火山活動解説資料(令和2年5月) 気象庁 地震火山部 火山監視・警報センター

火山活動に特段の変化はなく、静穏に経過しており、噴火の兆候は認められません。
噴火予報(噴火警戒レベル1、活火山であることに留意)の予報事項に変更はありません。

○ 活動概況
・噴気など表面現象の状況(図1、図2)
手取山監視カメラ及び尾山展望公園監視カメラ(ともに丸山の北北西約1km)による観測では、噴気は認められません。また、丸山西斜面とカルデラの西側内壁に引き続き地熱域が認められていますが、特段変化はありません。

↑監視カメラがあって、噴火の兆候についてはチェックされているようです。

青ヶ島の噴火警戒レベル 気象庁

あと、青ヶ島の過去の火山活動について調べていただきましたところ、気象庁の資料を紹介していただきました。

青ヶ島 有史以来の火山活動 気象庁(▲は噴火年を示す)

1670年頃から時々噴火の記録があるようです。

一番最近の噴火は1785年で、200年以上前の話となります。この1785年の噴火の時には島民が避難して、50年余り無人島だったようです。

その後、1835年に島民が還住したそうで、その時の功労者が↑で紹介されている佐々木次郎太夫さんとのことです。

青ヶ島の場合は50年で帰還できましたが、北方領土は…。頭が痛い問題です。

話がそれましたが、調査いただいたことから、次のことが言えるのではないでしょうか。

・過去200年以上噴火していない。
・現時点で青ヶ島の噴火の兆候はなし。
・活火山であることに留意する必要あり。

万が一の際の避難方法については考えていく必要があるかもしれません。

青ヶ島の二重カルデラを撮影した動画がありましたので紹介します↓。

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