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小西文書問題の幕引きは如何にすべきか⁉

今国会の3月から4月にかけて散々議論となったいわゆる小西文書問題というのがありました。主に立憲民主党の議員が高市早苗大臣を追及しておりました。しかし、現在はその追及はなされていないように思われます。

私も国会で取り上げさせていただきました。以下の動画はいずれも数10万回再生されており、世間の注目の高さがうかがえます。

結局、この小西文書問題は現状動きがあまりないわけで、このままだと3月から4月の国会での議論がほぼ時間の無駄になってしまうわけです。

私が度々参考にさせていただいている茶漬けさんのブログ記事に、小西文書問題についての意見が書かれていましたので、ここで共有します。接戦の末に自民党が勝利した先日の参議院大分選挙区の補欠選挙ですが、やり方によっては立憲民主党が勝利できた方法など興味深いと思いました。

うやむやなままマスゴミがスルーしていますが、彼が起こした小西文書事件はかなり悪質な事件だと言っていいでしょう。

なにせ誰がいつ作成したかわからない3枚とおまけに後から差し込まれた事が確認されている1枚。

この4枚だけが高市大臣が関係するものであり、他の74枚とは明らかに内容、傾向の異なるものでした。

本当ならば大分県選挙区の補欠選挙で自民党から出馬するはずだった礒崎陽輔を狙い撃ちにして大分県選挙区の補欠選挙直前に出せばその9割は礒崎陽輔補佐官(当時)に関係する内容でしたから、内容に違法性は何一つなかったとしても立憲民主党が確実に有利に運べたでしょう。

ところが小西洋之はこれで安倍晋三(故人)を誹謗中傷しながら高市早苗大臣の首を取る事に利用しようと3月2日にわざわざ

【「高市早苗総務大臣(当時)が放送法の解釈を捻じ曲げた疑惑を証明する内部文書」】

と銘打って会見を行っています。

78枚におよぶ小西文書はそのほとんどが礒崎陽輔補佐官(当時)のものであり、高市大臣に関係しているものはたった4枚しかありません。

しかもその4枚のうち3枚は明らかにフォーマットが違い、内容も盗聴等していなければありえない内容の上に、当時のスケジュールからもあり得ないものであることから、総務省もこの3枚については作成者、作成日時等すべて不明ということにしました。

また、高市大臣がレクを受けた云々という1枚についてはすでに質問通告の段階で高市大臣が総務省に裏取りをしていて「後から差し込まれたもの」であることを確認していました。

これで関係者が責任を取る事を回避したい総務省は上司によって文書が書き換えられている事を認めながらも「内容については確認が取れていない」という最終報告を出して逃げました。

小西文書は自称、繰り返しますが自称しているだけですが自称憲法学者の小西洋之議員(立憲民主党・千葉県選挙区)が違法の証拠と断言しましたがどこをどう読んでも違法行為の証拠にはなっていません。

しかも、高市大臣について書かれた4枚については内容がまさしく捏造だったわけで元々、違法の証拠にならなかった上に捏造ということで二重に証拠にならない代物でした。

ですから、やるとすれば礒崎陽輔氏が大分県選挙区の補欠選挙の候補者に決まったその直前に使って立憲民主党を有利にするためだけに使うべきで、選挙後のどさくさに紛れて小西文書の話がフェードアウトしたら、小西文書のことは忘れたかのように知らんぷりして逃げれば良かったのです。

ところが小西洋之は高市の首を取るために使おうとして3月頭に出して記者会見を開いて高市攻撃の道具にしました。

その結果が高市大臣の首を取れないどころか、自民は補選の候補者を白坂亜紀に決定。

小西文書について総務大臣が「内容を精査する」と説明すると、「内容を精査するな」と言い出すなど、小西洋之自身が内容を精査されたら不味いということを理解していると思われる言動を取り、必死に話をすり替えようとしていたことを考えると、高市大臣が「内容が捏造」と指摘した4枚に小西洋之自身が関わっている可能性までも疑わないといけないような話だと言えます。

結局、小西文書について高市大臣が「後から差し込まれたものだ」と暴露し、さらには小西洋之自身のサル蛮族発言問題もあり、小西文書で高市の首を取りつつ補欠選挙も立民が勝利するという予定が大失敗。

野党側の質問時間の大半を持って行っている立憲民主党が、小西文書を使って高市大臣攻撃に1ヶ月も無駄遣いしたことで、参議院ではろくな政策審議もなく政府予算案が成立し、むしろ岸田総理にとってはこれ以上ない楽な形での予算審議となりました。

高市大臣は小西文書という違法行為の証拠にならない難癖攻撃を堂々と受けて耐え続け、予算が成立したら
「差し込まれたものだった」
と事前に裏を取っていた事実を暴露することで立憲民主党は小西文書で仕掛けることが全くできなくなりました。

立民は攻め手を失ったどころか、これ以上やろうものなら誰が捏造したのかのお話になるぞと一喝された形です。
そりゃ黙るしかなくなりますよ。

そしてこうした無能すぎる立憲民主党のいつものやり口は有権者に呆れられ立憲民主党の支持率をさらに下げる結果にしかなりませんでした。

このまま小西文書問題が進展なしとするとこれまでの国会審議が無駄になるので、私としては引き続き参議院総務委員会などでこの問題を扱っていきたいところです。

具体的に取り上げるべき点などご意見あればコメントいただけますと幸いです。

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コメント

  1. 匿名 より:

    行政の文書を直接アクセスできる権限を持っているのは誰か?
    権限を持っている人と持っていない人の線引きはあるのか?それはどこなのか?

  2. matumotojajio より:

    茶漬けさんじゃなくて茶請けさんですね。私も何となく茶漬けさんだと思ってて、過去のポストを参考にしようと思って「茶漬け」で検索して何もヒットしないので途方に暮れたことがあります。・・それはともかく、小西文書関係で私が一番気になっているのは昨年3月27日の高市さんの、総務省の職員に話を聞いて4文書が「差し込まれた」と理解したという答弁です。「差し込まれた」のなら4文書は捏造なんだろうと私は思うし、Xでもこの答弁を理由として捏造だと考えている人を多く見かけるのですが、国会で誰もその答弁に突っ込まないので真偽不明のままです。「差し込まれた」のなら4文書の作成・更新日時が文書内に記された日付よりかなり後になっていることが予想されますが、逆に例えば2/13の大臣レク記録の作成日・最終更新日が2月13日の後の数日以内だと判明すれば、「差し込まれた」とは言えないだろうと思います。というわけで、浜田さんには是非、4文書の作成日、最終更新日について臨時国会で質問してほしいです。

  3. matumotojajio より:

    先日のコメントの続きですが、私の想像では、もし4文書が差し込まれたものなら、それらの作成日時は5/12の高市答弁より後ではないかと思うのです。
     というのは、答弁内容は(その後の政府の説明では)政治的公平については番組全体で判断するという従来の解釈を変更しない趣旨だったのに、答弁直後に質問者の藤川氏が極端な場合には1番組だけでも政治的公平に反するといえる場合があるという答弁だと考えると云って(高市氏がそれに対して何も言わないうちに)次の話題に移ってしまい、そのために解釈を変更したのではないかという疑惑で後日国会で揉めたのですが、これは恐らく礒崎氏の質問の意図を勘違いして趣旨のわかりにくい答弁案を作ってしまった官僚のミスのせいであり、そのミスが答弁当日に顕わになったと思えるからです。官僚が自らのミスを誤魔化す文書を作成して差し込んだのであれば文書作成日は5/12以降となる筈なのです。
     1/16の第5回礒崎レクで礒崎氏が極端な番組の場合に「『一般的に』政治的公平性を欠く」という表現を使って藤川氏が述べたような趣旨の答弁をすることを提案したのに対して1/22に官僚は実際の答弁と同じ「一般論として」という言葉を使う文章をもってきたのです。礒崎氏は自分の提案した言葉とよく似た「一般論として」という言葉を使っているから自分の要求通りの答弁案だと勘違いしてその答弁案に合意し、対する官僚は礒崎氏が番組全体で判断するという従来の解釈を変更しない答弁案として合意したものと勘違いしてしまったというのがミスの原因と思われます。ところが、その勘違いがなぜ生じたのかは第5回礒崎レク記録を読まないと分らないのにそのレク記録だけは他の8回のレク記録と違って総務省の幹部に配布されていないのです。
     では何故それだけ配布されていないか?それを質問しても「勘違いを誤魔化す為でした」と答えるわけはないので、まずは、9回全部の礒崎レク記録の作成日・最終更新日はいつなのか?を質問すればよいと思います。もし第5回以外はレクのたびに当日もしくは数日以内に作成され最終更新されていることが判明したら、第5回のレク記録だけ配布されなかったのは単なる偶然かもしれないのでそれ以上追求する意味はないだろうと思います。しかし、もし例えば第5回以外の全ての回のレク記録の最終更新日が5/12以降だと判明するようであれば、それらは礒崎氏と官僚の勘違いが判明した後で最終更新されて配布されたということになるので、勘違いの原因となった第5回のレク記録だけ幹部に配布しなかったのは単なる偶然ではなく勘違いを隠す為だということがとても強く疑われることになります。
     そうなればそこで”第5回のレク記録を隠すことによって礒崎氏との交渉の過程のどこで勘違いが起こったかを隠すだけでは、官僚が勘違いして作った見当はずれの答弁案を高市氏に渡したことの責任は免れない。そこで官僚は架空の大臣レクが2/13にあったと捏造して、高市氏はレクを受けて磯崎氏の伝言を受け取るなどして官僚と情報を共有したうえで官僚と同様に勘違いしたまま官僚と共同して答弁案を作り上げたのだということにしたかったのではないか?その可能性については昨年の聞き取り調査では検討しなかったのか?例えば第5回のレク記録だけ配布しなかった理由を官僚に尋ねたのか?”と質問してみたらどうかと思います。多分のらりくらりとかわすような回答をしてくるでしょうから、では当事者に聞いてみましょうということで参考人招致なり証人喚問なり要求すればいいのでは?と思いますが、いかがでしょうか?
    ↓の私の固定ツイからのスレッドでもう少し詳しく説明していますのでよろしければご一読を。
    https://x.com/matumotojajio/status/1811619139813015591