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大吉原展に行ってきました 吉原の歴史をたどることは重要⁉

以前から行こうと思っていた大吉原展に行ってきました。

場所は上野駅徒歩圏内、東京藝術大学の大学美術館です。

開催が公表されて以来、この展示に関して様々な意見がありました。炎上もしていたと思います。

吉原の歴史を知る人が増えるという意味において、私はこの展示会の意義は大きいと思います。

いくつかSNS上のコメントを拾ってみます。

現地には数多くの人がきていました。じっくり見て回りたい人はGW中は避けた方が良いかもしれません。

プレジデントオンラインで吉原の歴史の記事があったので、一部共有します。

文明あるところに売春あり。無論、江戸日本も例外ではない。1603年、家康が征夷大将軍となって江戸に開幕すると、間髪を入れず、市中のそこかしこに遊女屋が出現した。都市建設のため各地から集まった職人や人夫、大名家の家臣らを相手に、たいそう繁盛したという。

本村凌二『テルマエと浮世風呂』(NHK出版新書)本村凌二『テルマエと浮世風呂』(NHK出版新書)
1617年、これらの遊女屋を一カ所に集め、現在の中央区日本橋人形町あたりに遊郭が開設された。これが吉原の始まりである。遊郭の設置は、第一に治安維持のためだったが、幕府は売り上げの1割を懐に入れている。つまり、公的なビジネスだったのである。

その後、日本橋が市街の中心地となっていったこともあり、吉原は浅草寺の裏に移転する。当時の浅草は市中の外れだったが、移転は大成功だった。吉原は以前にも増して賑わうようになる。(以下略)

吉原の歴史を簡単に羅列してみます。

・1600年 関ケ原の戦い

・1603年 江戸幕府開府

・1617年 江戸幕府が江戸初の遊廓「葭原」の設置を許可(※場所は現在の日本橋人形町辺り)

・1656年 江戸幕府が遊郭の移転を命じる

・1867年 大政奉還 1868年 明治政府樹立

・1872年 芸娼妓解放令

今回の展示と芸娼妓解放令について述べているTwitterを紹介します。

今回の展示に関して。現代にもグレーゾーンとして残っているソープランド、吉原をはじめとする「遊郭」の在り方について考える機会を提供してくれた意義ある展示会と思います。

売春に関する個人的な考えは以下。

最後に、吉原の歴史について、まとまった動画を紹介します。

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コメント

  1. 4‐YouMe より:

    議員が説明しにくいこと 「切見世」について

    近世後期の江戸吉原における最下級の女郎屋。各所の岡場所にもあったもので,間口4.5~6尺,奥行2.5~3間の店が5~8軒,長屋形式で続いていたため,局見世(つぼねみせ)(局店),長屋ともいった。1軒1妓を原則とし,抱主は数軒を管理営業した。切(きり)とは時間売りの意で,一切(ひときり)100文が相場であった。この揚代は上級妓のそれの10分の1というものであったが,一切の時間の短いこともあって,その数倍を支払わさせることが多かったようである。抱女の年季が短く,歩合制をとるものや自前稼(じまえかせぎ)のものもいるなど,他の女郎と異なっていた。店の構造や抱女の形態は,明治以後の玉ノ井に共通する点が多い。なお,近世初期の局見世は,後期の切見世にくらべるとやや格の高いものであった。  ・・だそうです。
    ※100文は労働賃金から換算すると現代の5000円弱程度

    *******
    明らかに恵まれない立場であることを前提として、嫌悪感を持たない、感覚がない女性もいるようだ。男性の例を考えれば想像しやすい。哀れには違いないが、当該女性を全て不幸と決めつけるのも安易すぎる、判断は難しい。一度で命を絶ってしまう女性もいる。他人の概念ではなく本人が納得するかの問題だ。

    人権の概念が揺らぎ、女性らしくある権利も歪んでいるのは皮肉だ。「こどもは労働力、親と家族に隷属する」と考えられてきた。だからこそ、多くの子どもが生まれた。新生児死亡率への意識だけではない。

    肉親が権利を手放して売られた女性たちと、現代の芸能界が酷似することも考えるべきだ。
    足抜けを試み合法的に命を奪われることはなくとも、同じような男女はいる。子役の頃に、お世話をした俳優が30歳で命を絶った時には、私がしんだ方が世のためだと思い苦しんだ。

    江戸吉原や花柳界については浮世絵や絢爛豪華な衣装、舞踊などの芸、いくらかの文学しか知らないが、西洋ロマン派の小説や派生したオペラにしばしば登場するdemi-mondeについて、少し文化を学んだことがある。弱肉強食、美貌・教養・人間性の豊かさを武器に出世できるのは万国共通、そして彼女たちは必ず「美人薄命」だ。※実際には全てが若くして亡くなる訳ではない。

    警察権力の統制が必要とされたことを含め、知ってもらえて良かった。

  2. せふぇむ より:

    オススメされている動画を見ようと思っていたのに、すっかり忘れてました。
    この展覧会の評判にもありますが、情報量が多いです。
    お得感はありますが、なかなか一度には理解が及ばないです。
    自由となんでもありは違うと思います。
    規制は少ないに越したことはないですが、アングラが横行するぐらいなら
    しっかりとした法規制が必要だと思いますが、昨今のAV新法などからすると
    この、しっかりとした法規制というのは、なかなか難しいのかなと思ったりもしています。

  3. せふぇむ より:

    追記。
    おすすめされていた動画をみました。
    実際にロケをしながらの解説だったので、とっても分かりやすかったです。
    動画の最後の方に、売春防止法の成立についての解説がありましたが
    本質的には、昨今のAV新法と大差ないように思いました。
    歴史がくり返されているようで残念です。