インターネット番組、ニッポンジャーナルに出演してきました。
最近話題の、中国軍幹部の粛清について。
中国軍の粛清、全員が軍最高位の上将https://t.co/iVWYuerWgv
共産党トップ24人の政治局員の1人である何衛東氏ら9人の党籍・軍籍を剝奪。現役の中央軍事委員会副主席の失脚は1960〜70年代の文化大革命以降で初めてとみられます。 pic.twitter.com/gwJuzBx84e
— 日本経済新聞 電子版(日経電子版) (@nikkei) October 17, 2025
番組内では、上記ブログ記事の3つの解釈を紹介したところ、中川コージさんによるとすべて否定的との説明でした。
- 引き締め説:汚職一掃で軍規を立て直すための粛清。
- 権力動揺説:習主席の屋台骨(自派閥)まで切らざるを得ず、権力闘争で劣勢の兆し。
- 強硬路線説:台湾侵攻に消極的な将官を排除し、戦意・統制を強化。
以下、冒頭紹介したニッポンジャーナルの動画要約。
00:01:55 番組開始・導入
- 概要
大阪・長堀橋スタジオから生配信。後半は会員限定。軽い雑談(天候、筋トレ、食事など)を交えつつニュース13本の中から視聴者投票で優先順位を決める進行を説明。- 出演者紹介
浜田聡(前参議院議員/医師資格・「日本自由党」結党報告)、中川コージ(戦略科学者)。- 浜田さんの近況
「日本自由党」立ち上げの趣旨=“自由の回復・全ての増税に反対”。地方から足場を固め、国政復帰を目指す方針。一般・特別党員の募集状況にも触れる。00:17:29 中国製EVバスに重大欠陥(メーカー乗っ取り可能)
- 事実関係(番組読み上げ)
ノルウェー・オスロの交通事業者が、中国メーカー製EVバス試験で“遠隔アップデート経由の脆弱性”を指摘。SIM搭載・OTA更新が攻撃面になる懸念。- 出演者の見解
- 浜田:いわゆる“チャイナリスク”。過去の通信機器・太陽光・ドローン等の例になぞらえ、サプライチェーン依存の安全保障リスクを指摘。
- 中川:事実関係は精査が必要(「脆弱性を“生じさせていた”の真意」)。EVか否かより“コネクテッド”であること自体が共通リスク。最終的に人間が物理的に制御を取り戻せる設計(物理トリガー/ブレーカー)を残すべき。
- 産業論:中国は第15次五カ年計画でEV推進テンションがやや減速=“淘汰の時代”。欧州はEVシフトの速度見直し、トヨタの読みが当たった構図。
- 要注意ポイント
ラベリング(EV×中国=危険)だけで判断せず、アップデート運用と物理冗長の設計でリスク低減。政策は“接続機器の安全基準”で縦串を通す発想が必要。00:32:03 ガソリン暫定税率 年内廃止で大筋合意
- 事実関係
暫定税率(25.1円/L)を年内に廃止方向。補助金は段階的増額で橋渡し。財源1.5兆円の代替は今後議論。- 出演者の見解
- 浜田:「別の増税で穴埋め」は本末転倒。“全ての増税に反対”。財源は歳出削減・補助金見直しで。走行距離課税など“抜け道の増税”に警戒。
- 中川:減税を掲げつつ他税で相殺するのは“減税ではない”。インドの例=減税と同時に財政規律目標を掲げ、“成長で賄う”イデオロギーの明確化。日本は理念が曖昧で有権者が選びにくい。
- 要注意ポイント
「減税パッケージ」の実質(他税・社会保険料の動き)と、恒久化/時限の区別、PB目標との整合をチェック。00:52:28 日印 首相電話会談(安保・経済協力を推進)
- 事実関係
日印はFOIP/QUADの枠組で連携継続を確認。モディ首相は関係強化に言及。- 出演者の見解
- 中川:インドは“米でも中でもなくインド”。日本の「対中牽制としてのインド観」に注意。安倍—モディの個人関係期からラインが組み替わっており、今後はゼロベースで再構築が必要。
- 浜田:人的交流「5年で50万人」枠は大きすぎる。高度人材5万人枠と混同も。受入れ側の言語・選抜・治安・労働市場整合の設計が不十分だと国民の反発を招く。
- 要注意ポイント
日印は価値観連携と同時に、労働・教育・治安・技能制度の運用設計が鍵。数目標先行に警戒。01:07:29 トランプ大統領 対中関税10%下げ表明
- 事実関係
中国の米産品購入・レアアース輸出継続・フェンタニル対策を条件に対中関税を一部引下げる旨。台湾は協議に出なかったとの説明。- 出演者の見解
- 中川:台湾に言及しないのは日本に不利(米中ディールの“握り”を許す兆候)。G2的枠組で物事が動くと、インドなどは最も“え?”となる。
- 両首脳の態度:習は対米は“緊張・無表情”、対露は“余裕の笑顔”。演出面の計算も含むが、力関係の投影でもある。
- 要注意ポイント
日本は“台湾項目の外出し”が起きた前提で、備え・代替チャンネル(米議会・州・産業・同盟網)を厚くする必要。01:19:56 「制服組ナンバー2」ら軍幹部9人を粛清
- 事実関係
軍事委員会・張又侠系を含む幹部の党籍/軍籍剥奪。政治局級の現職処分は異例。- 構造整理(中川の長尺分析の要点)
- 党籍(党内身分)/軍籍(軍ポスト)/国籍(国家側身分的扱い)は別概念。党籍剥奪は“社会的・政治的な死”に近い重処分。
- 今回は“党が上から”ではなく“軍発表→党が追認”の体裁。軍を立てて処分を進めたことは、習が軍統制を維持したまま処理したサイン=「弱体化」より「掌握の自信」の表れと解釈。
- 仮説評価
- 引き締め(事前):×/(事後):○(発覚後の見せしめ・統制強化)。
- 権力動揺:×(むしろ強い基盤があるからこそ大量処分を断行できた)。
- 台湾侵攻直結:△(腐敗・装備調達問題の整理が主線。台湾作戦“強行シグナル”と断ずるのは早計)。
- 大局観
- 中国政治は「法治(国家法)+規律(党内法)+人治」のミックス。腐敗温床の“人治”を、IT/データで階層を削って抑え込む方向(“組織のスリム化”)。ポスト削減を補充せず放置=情報集中化の流れ。
- 要注意ポイント
粛清の“人数”より“処理プロセス”(軍を立てる)と“ポジション削減の恒常化”に注目。短期に対外強硬へ直結と断定しない。01:39:59 番組からのお知らせ
- 年末企画「夜鍋員 大阪」公開生配信イベントの告知(12/11 17:00–19:00、長堀橋SRビル)。ケータリング・飲料あり、観覧募集。
横断トピック:高市政権の評価フレーム
- 中川:自民の“何でも内包”構造が有権者の選択を曖昧にする。公明離脱で純化が進み、理念で選びやすい体制へ向かう可能性。ただし“構造”が変わらない限り首相個人での大改革は難しい。
- 浜田:減税は他税で相殺せず“純減”で。補助金・歳出の本丸にメス。国民負担率“半減”を長期目標に。
3つの実務的チェックリスト
- ガソリン暫定税率:代替財源に“他税増”が紛れていないか、恒久性・PB目標・歳出削減計画のセットを確認。
- 日印の人的交流:枠の内訳(高度/非高度・日本語要件・治安/労働市場)と受入れ体制を制度面で点検。
- 中国案件(EV/軍粛清):技術は“接続”安全基準で管理、対中は“プロセス”(軍の立て方・ポスト補充の有無)で権力状態を読む。
同番組のXでの関連ポストをいくつか紹介します。
#ニッポンジャーナル
こんにちは👋(10月31日)
本日のニュース一覧よりアンケトップだった13のニュースを冒頭より❗️
続いて③ー②ー①と言う流れで解説✨
知中派の中川コージさんの解説を理解する事も必要ですね👍
チャンネル登録と高評価宜しく❗️
有料会員登録お勧めします💰 https://t.co/JMiDvXLUiF pic.twitter.com/aO9GMGWiAe— 🇯🇵スー爺 (@pe31511665) October 31, 2025
#ニッポンジャーナル
国家情報局創設
浜田聡氏「政権交代したとき情報局が悪用されないようにする」
江崎道朗氏がこの点に関して当番組でも著書でも再三再四指摘している
(02:15:45)https://t.co/GArpQL0WWE pic.twitter.com/RZTQCdhH3F— 勝田類2 (@OIAMAvpYhJ25899) October 31, 2025
#ニッポンジャーナル R7/10/31https://t.co/dc7mw2gQfb製EVバスに重大な欠陥 メーカーによる乗っ取り可能
★チャイナリスク
・太陽光パネルにいざとなったら停電できる装置。
・ファーウェイもバックドア。
・メーカーが抜け穴を作っていた。
★EVトータの時代…— Madness Darkness (@MadnessDarknes1) October 31, 2025
#ニッポンジャーナル R7/10/31
http://1.中国製EVバスに重大な欠陥 メーカーによる乗っ取り可能
★チャイナリスク
・太陽光パネルにいざとなったら停電できる装置。
・ファーウェイもバックドア。
・メーカーが抜け穴を作っていた。
★EVトータの時代
・中国ではEVに関してテンション高くない。
・「EV」と「中国」にバイアスがかかってしまう。
・ドイツではガソリン車復活。
#ニッポンジャーナル R7/10/31
2. #ガソリン暫定税率 年内廃止で大筋合意
★別の増税注意
・代替財源については別に議論する。
・増税したら減税の意味がない。
・走行距離課税。
・小野寺五典税調会長はインナーではないが税に関する発想は問題。— Madness Darkness (@MadnessDarknes1) October 31, 2025
#ニッポンジャーナル R7/10/31
3.高市政権
・公明党との斥力が高い。
・すぐには変われない。減税は難しい。
・安倍政権でも消費税増税した。— Madness Darkness (@MadnessDarknes1) October 31, 2025
#ニッポンジャーナル R7/10/31
4.安保 経済で協力推進 日印首相が電話会談 #Modi
・インドを中国側に近づけない。
・外務大臣の茂木はインドとのパイプはない。
・高市さんにとって日印関係はゼロベース。
★5年で50万人
・日印の人的交流だが多すぎないか?— Madness Darkness (@MadnessDarknes1) October 31, 2025
#ニッポンジャーナル R7/10/31
5.昨日 #日韓首脳会談 今日初めての #日中首脳会談 へ
★胆力
★日韓:政権交代で合意揺れない
日中:エスカレーション管理
・李在明は反日。— Madness Darkness (@MadnessDarknes1) October 31, 2025
#ニッポンジャーナル R7/10/31
6.トランプ米大統領 対中関税10%下げ表明#TrumpTariffs
・習近平は質問に答えない。
・中国共産党的お作法。
★台湾
米中ディールとしての
・言及されない=中国にとってラッキー
・日本のリスクが上がった。
・「アメリカが勝った」「中国が勝った」両論。…— Madness Darkness (@MadnessDarknes1) October 31, 2025
#ニッポンジャーナル R7/10/31
6.トランプ米大統領 対中関税10%下げ表明
#TrumpTariffs
・習近平は質問に答えない。
・中国共産党的お作法。
★台湾
米中ディールとしての
・言及されない=中国にとってラッキー
・日本のリスクが上がった。
・「アメリカが勝った」「中国が勝った」両論。
★G2(米中)
・インドは「えーっ?」と思っている。G3と思っている。
#ニッポンジャーナル R7/10/31
7.トランプ米大統領 対中関税10%下げ表明②#TrumpTariffs
★習近平の笑顔
・プーチンと会う時は・・・
・トランプと会う時は笑顔ない。
・笑顔を見せられたらなめられている。… https://t.co/DC5Te5DlzV— Madness Darkness (@MadnessDarknes1) October 31, 2025
#ニッポンジャーナル R7/10/31
7.トランプ米大統領 対中関税10%下げ表明②
#TrumpTariffs
★習近平の笑顔
・プーチンと会う時は・・・
・トランプと会う時は笑顔ない。
・笑顔を見せられたらなめられている。
・習近平の笑顔がなかったらメディアは「日中首脳会談は失敗に終わった」という論調になる。
#ニッポンジャーナル R7/10/31https://t.co/nJAKbsjLfQ「制服組ナンバー2」ら軍幹部9人を粛清
★・引き締め説
・権力動揺説
・台湾侵攻積極説
★Xi(習近平)は
ヨワまったのか?
ツヨまったのか?
・党籍はく奪されると何もできなくなる。
・腐敗が起きてしまった。
・日本は法治と人治。— Madness Darkness (@MadnessDarknes1) October 31, 2025
#ニッポンジャーナル R7/10/31
9.維新・藤田共同代表「正当な取引」赤旗報道に反論
・赤旗の情報網はすごい。— Madness Darkness (@MadnessDarknes1) October 31, 2025
日本自由党の浜田聡氏、減税日本からコンタクトを受けており連携の可能性を示唆する。
浜田氏「ペットボトルを投げ合う仲に、河村さんとならなってもいい」#日本自由党#浜田聡#減税日本 #河村たかし https://t.co/PWHQZta1mH pic.twitter.com/bqoH9qSAUS
— 週刊イカちゃんᔦꙬᔨ (@chokocgan) October 31, 2025
ニッポンジャーナルに出演してきました。
中川コージさんとの共演でした。
中川さんの中国に関する深い解説は流石で、聞き入ってしまいました。
視聴者の皆様、関係者の皆様、ありがとうございました! https://t.co/EfF0jYOZfb
— 浜田 聡 前参議院議員 日本自由党月額980円党員募集中💉💉💉 YouTube&ブログ毎日更新 (@satoshi_hamada) October 31, 2025
中川コージさんの発言内容全体にあるのは、安易な中国崩壊待望論は信用すべきでない、という提言と思います。
引き続き、頑張っていきます。