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小児へのコロナワクチン接種について

SNS上で、とある感染症の専門家の方が小児へのコロナワクチン接種について次のようなことを書かれていました。先に内容をざっくりと紹介しておくと、

小児へのワクチンについては、納得できた人だけ接種すればいい。

となります。私も同様の意見です。

共有しておいた方がいいと思ったので共有します。ただし、この感染症の専門家の方の書き込みは一般公開ではなく知り合いのみ公開の書き込みだったので、一部情報を伏せます。2022年1月下旬の書き込みです。

昨日のある市町村の会議で、

・小児へのワクチン接種を推進する人
・ウイルスはいずれ弱毒化する。オミクロンの流行は終わりの始まりだ、と主張する人

がたくさんいてびっくりしました。
前者については、市町村長から「先生は小児へのワクチン接種を推進するという立場でよいんですね」と念を押され、「流行を抑えるにはワクチンが必要です」と返答し、「私が聞いているのは小児への適応についてです」と再度市町村長に突っ込まれ、「ワクチンは重要です」と答え、最後には「国会答弁ですね」と突っ込まれていました。政治家にそんな突っ込みされるって、超恥ずかしい・・・
後者については、何の根拠もないのに、よくそんなこと公式の場でいえるなぁ、と無責任ぶりに驚いたのでした。
さて。
基本的に僕は小児感染症について、よく勉強していますし、ワクチンも人並み以上には勉強しておりますし、ワクチンは基本的に打つべきと思いますが、小児へのワクチンについては、僕は納得できた人だけ接種すればいい、という立場です。まったく急ぐ必要はないと思っています。
現在流行しているオミクロン株に対してですが、
・小児に現在のmRNAワクチンを2回接種することによって、どれほどの感染予防効果があるのかデータがない(成人のブースターでも70%程度。2-5歳だと2回接種では効果が不十分というデータがあるようなので、小児の方が効果が出にくいかもしれません)

https://www.pfizer.com/news/press-release/press-release-detail/pfizer-and-biontech-provide-update-ongoing-studies-covid-19

・小児のワクチン接種率がどの程度になれば流行を抑制できるのか、そのデータがない
・小児でも流行しているが、最優先は高齢者と免疫不全の人たち。重症化しない小児に急ぐ理由があまりない。
ということで、オミクロン流行中の地域において、小児にワクチンを接種しても、流行を抑制する一助にはなるでしょうが、現時点で高い効果を見込めない以上、接種のメリットを自分自身も感じることができません。
オミクロンが流行しているから小児に接種するべきだ、という人に対しては、「オミクロンに対して、小児がワクチンを接種することによってどれだけの効果が見込めるのか」をよく考えてほしいと思っています。
ちなみに安全性には基本的には問題はないと思っています。ですので、
・基礎疾患のある小児
・周囲にハイリスクの人がいる小児
は、よく検討したうえで、接種を前向きに考えられたらよいのではないでしょうか。
ちなみに僕にも小学生の娘がいますが、中学受験の予定があるので、その前にブースターが終わるように接種できればよいなぁ、と思っています。
3-4月に2回接種→7-8ヶ月後の10-11月にブースターで考えてはいます。受験前に感染するリスクは減らしておきたいですね。
注:小児のブースターのデータは12歳以上までです。

https://www.cdc.gov/media/releases/2022/s0105-Booster-Shot.html?fbclid=IwAR2-BzC46zzt2DaITtR174A1MgwPixdOtakb2fjC5QT3OqvZ_qeBu_d-wGg

5歳以上の免疫不全患者では、CDCは基礎免疫のための3回目接種を推奨しています

小児へのワクチン接種についての動画を紹介しておきます。

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